「O」で始まるドイツ語一年生
2011年08月26日 up
小学校一年生、国語(ドイツ語)の一ページ目。
ドイツの私たちが暮らしているヘッセン州は夏休みが明け、学校では新学期が始まりました。息子は小学校2年生に進級し、これまでの教科書を整理していて、特にドイツ語の勉強について気づいた事を今回はお伝えします。
小学校一年生の国語(ドイツ語)は、まずアルファベットの読み書きから始まります。ラテンアルファベット26文字とドイツ語特有の文字4文字、合計30文字を一年をかけて習います。ひらがな、カタカナ、漢字をならう日本人にとっては、このスピードはかなりゆっくりと感じます。
習う順番はアルファベット順の「A」からではなく、書きやすい母音の「O」から始まり「I」「U」「A」「E」と続きます。ちなみに一番最後は、ドイツ語特有の形が難しい文字「ßエスツェット」です。ブロック体の大文字と小文字を習います。2年生から筆記体を習い始めます。
小学校一年生向けの本
教科書とは別に、一年生向けの本を本屋さんで買ってみました。
名詞が絵になっていて、読み半分、絵で半分の文章
面白いと思ったのが、文章の途中に単語(名詞)が絵で描かれているものです。まだ読むのに苦労する子供のために、読み半分、絵半分で楽しい工夫だと思います。
最後に絵で描かれた単語が一覧になっています
本の最後のページには、絵の単語が一覧に明記されています。
EUの調べによれば、ドイツ人の5人に1人が読み書きに何らかの困難や障害を抱えているということです。またハンブルグ大学の統計によると、4パーセントの大人は字の読み書きができないという結果がでています。小学校のゆっくりしたドイツ語の勉強ペースは、こういった背景を考慮して基礎をしっかりやるという狙いがあるのかもしれません。
小学校一年生向けの本。本のしおりに可愛らしいマスコットがついて子供が喜びます
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