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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業...フリーランス
居住都市...ブラジル国サンパウロ市

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レストランのレジ近くにある無料で飲めるコーヒーの入ったポット、プラスチック容器、砂糖、お菓子など

レストランのレジ近くにある無料で飲めるコーヒーの入ったポット、プラスチック容器、砂糖、お菓子など

ブラジルのビジネスマンなどが気軽に昼食を食べるようなレストランでは、食後のコーヒーが無料で飲み放題ということが珍しくありません。
また、不特定多数の人が集まるお誕生日会やパーティー、会社や病院の待合室、職場の一角などでもコーヒーは付き物です。
何倍でもお替りしたいという人が疎んじられることはほとんどなく、むしろいくらでも飲んでくださいと言っておもてなしされることがほとんどです。
ブラジルでは裕福な家でもそうでない家でも、何倍でもどうぞというスタンスが基本的なコーヒーでのおもてなしのスタイルのように見えます。


レストランのレジ近くにあるプラスチック容器、砂糖、ダイエット甘味料、お菓子など

レストランのレジ近くにあるプラスチック容器、砂糖、ダイエット甘味料、お菓子など

ただし、レストランではセルフサービスが基本です。そして、不特定多数の人への無料サービスの場合は、手で握りつぶせばすぐに亀裂が入って割れてしまうような、50mlくらいの液体が入る薄いプラスチック容器でコーヒーが提供されます。
たいてい保温のできるポットや大きなボトルに濾されたコーヒーがストックされています。そこから自分の好きなだけプラスチック容器にコーヒーを入れ、好みで砂糖を入れます。少し気のきいたレストランでは陶器のカップが用意されていることもありますが、数が足りなくなっても困るという配慮からか、たいていプラスチック容器が準備されています。


コーヒー専用のタンクとストックされたコーヒーを食後に無料で立ち飲みする男性

コーヒー専用のタンクとストックされたコーヒーを食後に無料で立ち飲みする男性

食後の無料サービスのコーヒーは立ち飲みすることがほとんどです。レストランの場合はレジカウンターのすぐ横にコーヒーが置かれていることが多く、飲んだ後は近くに置かれているゴミ箱にコップを捨てます。もう一回飲みたくなったら新しいコップを取ってもう一度飲んでもとがめられることはありません。

贅沢なコーヒー原産国の習慣のようにも思いますが、人によっては紙コップのような簡易コップでは飲んだ気がしないという記述を見かけました。
コーヒーは本来、飲み方の工夫や飲む空間によって味が変わるものだと聞いたことがあります。確かにただの黒い液体といえば黒い液体のコーヒーで、そこにある液体の美味しさの説明をするのは難しいようにも思います。
世界を見渡した時、コーヒーの飲み方や飲む空間、飲むスタイルは、コーヒー豆原産地よりは、コーヒー豆の収穫できない土地での方がより追究されているともいえそうです。なんともいえない異郷のアロマが想像力をかき立てるものなのかもしれません
とりわけ日本やヨーロッパは細やかなコーヒー文化が進化し続けていそうな気がしますが、ブラジルのレストランで食後に無料のコーヒーを飲む人々を見ていると、おもてなしする量だけでいえば、やはりブラジルは世界のトップクラスかなあと思わされることしばしばです。


濾されたコーヒーの入ったタンクと陶器のコップとプラスチックコップ(左奥)など

濾されたコーヒーの入ったタンクと陶器のコップとプラスチックコップ(左奥)など


人の集まりで提供されるポットに入れられたコーヒーと牛乳、プラスチック容器など

人の集まりで提供されるポットに入れられたコーヒーと牛乳、プラスチック容器など


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