こんなところにオバマ人形
2011年02月13日 up
伝統芸能で使う人形に混じってオバマ米大統領の人形が
1万数千の島があると言われるインドネシア。島によって文化や慣習、言葉、民族もさまざまで、伝統工芸品もそれぞれ特徴が違います。島の数はインドネシア政府もしっかり把握しておらず、最新の調査では約1万3000島だそうです。
ジャカルタは今、雨季まっさかり。連日曇りがちの日が続いておりましたがこの日は珍しく雲一つない晴天。アンティークでも眺めに行くかと、ジャカルタの高級住宅街近くにあるスラバヤ通りへタクシーで向かいました。
着いたら通り沿いに約50店の路面店が軒を連ねていました。早速歩いてみると、さまざまな島で製作されたとみられる仮面や彫刻、絵画などが所狭しと並んでいました。
思わず目を引いたのは、ジャカルタがあるジャワ島の木偶人形芝居「ワヤン・ゴレ」で使う人形の中にオバマ米大統領の人形が紛れ込んでいたこと。
実はオバマ大統領、母親の再婚相手がインドネシア人だったため、小学校時代の4年間をインドネシアで過ごしており、インドネシア語も話せるのですね。昨年にインドネシアを訪問した時は、インドネシアの大統領との会話の一部はインドネシア語でした。そのときの自宅もすぐ近くです。
一見不気味な仮面がありましたが、よく見ると意外にかわいい寝顔で思わず撮影...。店員に聞くと、観光地バリ島の東に位置するロンボク島のものだそうで、一つ50万ルピア(約5000円)、半額までなら「まけてやってもいい」とのことでした。
パプアの民族がつけるコテカ(ペニスケース)も売られていて、ちょっとびっくり。日本人観光客など外国人観光客のほかバイヤーなども頻繁に訪れるそうです。
スラバヤ通りで売られていたロンボク島で作られた仮面。並んで昼寝中?
パプアの民族がつけるコテカ。「お土産品として購入していく人も多いんだよ」と店主
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