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日本

日本:千歳市

高橋 久美子(たかはし くみこ)

職業...専業主婦
居住都市...北海道千歳市

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韓国全羅南道にある工房内部

韓国全羅南道にある工房内部

アニョハセヨ。先日李朝家具作家で重要無形人間文化財のソル・ソクチョル氏と、その息子さんソル・ヨンウン氏の工房にお邪魔してきました!
...が正直に書きますと私は事情で行けませんでした。そこで主人が工房を訪れ話を伺い、ima掲載の許可もいただいてきました。

字数の関係もあり李朝家具や小木匠(家具等のつくり手・建物の大工は大木となる)についての説明は割愛させていただき、今回はソル・ヨンウン氏への取材内容を紹介したいと思います。

工房の前に行くと、偶然人間文化財ソル・ソクチョル氏ご本人が歩いてらしたそうです。「ソル・ソクチョル先生ですか?家具を見せていただきたいのですが」と聞くと、ご本人は事情がありもう既に引退されたとのこと。技術継承者の息子さんソル・ヨンウン氏が対応してくださいました。


木を乾かしている

木を乾かしている

これら李朝家具を作るには、まず木を買い乾かすことから始まります。その乾燥期間は短くて10年、長くて30年だそうです。実際に形にして行く前にも、これだけの長い期間丁寧に木を管理しているのです。


こちらの机は120万ウォン(約8万6千円)、木の種類や技法により値段は異なる

こちらの机は120万ウォン(約8万6千円)、木の種類や技法により値段は異なる

箪笥、鏡台、ソファとテーブル(合わせるとベッドになる)、机、宝石箱など...どれもが木目を活かして美しく丁寧に作られています。木そのものが光り輝くような美しさです。


パンフレット掲載作品の中には100万円ほどする家具も。木目が活かされ山水画のよう

パンフレット掲載作品の中には100万円ほどする家具も。木目が活かされ山水画のよう

日本でも同じかもしれませんが、韓国でも若者が伝統家具に興味を持つことは少ないそうです。この工房もテレビ取材をよく受けるものの、視聴者が興味を持って実際に工房を訪れ家具を選んでいくということはほとんど無いとか。

ご自宅にも作品があるとのことで、主人はご自宅にも上がらせていただき、柿までご馳走になり、「若者が伝統家具に興味を持つのは珍しく大変良いこと。今度は奥さんも連れていらっしゃい」と大変歓迎していただいたそうです。

韓国伝統家具は確かに高価です。しかしそれに値するだけの年月と技術がこの伝統家具にはつぎ込まれています。またこれから先何十年、使えば使うほど味が出ます。
まだまだ大きな100万円の家具を買える財力はありませんが、小さな物からでもと、我が家も一つ選んでいる最中です。


いただいたソル・ヨンウン氏の名刺

いただいたソル・ヨンウン氏の名刺


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