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スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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「子ども料金は年齢ではなく身長で決まる」
中国やタイでは有名な話ですが、皆様も聞いた事がある方も多いと思います。
電車やバスの運賃も何センチ以下は子ども料金、映画館は何センチ以下入場禁止などといった具合です。

スウェーデンは公共交通機関や博物館の子ども料金は、日本同様に大概は年齢基準、子どもだけでなく、高齢者や学生、25歳以下の若者、障がい者などにも割引料金を設けている場合があります。
日本で多い「中学生以上」などという学齢基準ではなく、明確に「何歳から」という設定のほうが多いので、日本と比較しても、より公平ともいえます。

しかしテーマパークでは入場料が年齢ではなく身長基準としている場所もあります。これまでに何度か紹介してきたヨーテボリの遊園地LISEBEERG(リーセベリ)も、昨年までは7歳未満無料でしたが、今年から身長110センチ未満無料と基準が変わりました。


リーセベリのエントランス 110センチ(矢印)に目印が付けられており、これを超えるかで入場料が決まります。今年はリーセベリの経営者が変わったそうで、料金の身長基準の他に、乗り物チケットの種類も変わるなど多くの変化がありました

リーセベリのエントランス 110センチ(矢印)に目印が付けられており、これを超えるかで入場料が決まります。今年はリーセベリの経営者が変わったそうで、料金の身長基準の他に、乗り物チケットの種類も変わるなど多くの変化がありました

今年はさらにリーセベリのフリーパスも身長110センチ未満の子ども向けに安価なものが導入されました。
実際に、110センチ未満の子どもが乗れる遊具はかなり限られています。一部の遊具しか乗れない子どもと、多くの遊具に乗れる人で、フリーパスの料金が同じというほうが不公平ともいえるので、フリーパスの身長基準は合理的ともいえます。


スウェーデンのあるテーマパークのパンフレットに記載「身長100センチ未満の子どもは入場無料」、入場料のみで遊具の利用は自由のテーマパークです

スウェーデンのあるテーマパークのパンフレットに記載「身長100センチ未満の子どもは入場無料」、入場料のみで遊具の利用は自由のテーマパークです

遊園地は遊具の利用制限が年齢ではなく身長の場合が多いので、身長基準もある意味理にかなっていますが、数はごく少ないものの、レストランなどでも「お子様メニューの提供は身長何センチまで」などという店も見たことがあり、これは合理性には欠けるように思います。
その他、子どものプレイランドでは「まだ歩けない赤ちゃんは無料」などと設定している場所もあるそうです。

スウェーデン人の見解からすると、年齢基準が公平で現実的であり、また学生や年金生活者など経済的に厳しい状況の人々に割引を設けることも配慮の一つという感覚で、子ども料金が身長基準という考えは殆どないようです。

しかし移民が多いスウェーデン、もちろん移民が経営する企業もあります。身長基準を設ける場所が時々見当たるのは、スウェーデン人にしては不合理と思われるようでも、移民の文化が交じり合っているが所以であるように思います。


(おまけ写真)先日紹介したフリーフォール、私が訪れたときには調整中だった「アトモスフェアー」、現在シーズン閉鎖中のリーセベリで試運転されていたので撮影しました。こんな高いところから一気に落下していくのは、本当に怖そうです...

(おまけ写真)先日紹介したフリーフォール、私が訪れたときには調整中だった「アトモスフェアー」、現在シーズン閉鎖中のリーセベリで試運転されていたので撮影しました。こんな高いところから一気に落下していくのは、本当に怖そうです...



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