アメリカ人以外にも届く陪審員勧告書
2010年09月30日 up
陪審員制度の案内書
アメリカの映画などで、裁判所で、弁護士が陪審員に向かって演説をしたり、陪審員たちが有罪・無罪を決定して発表したりする場面を、目にしたことがあると思います。
アメリカでは陪審制で裁判が行われるので、評決を下すのは陪審員です。裁判官はその結果に従い、量刑を決定します。
「陪審員として出廷するのは国民の義務」と書かれた説明書
陪審制とは、素人である一般市民を裁判に参加させる制度であり、国民の中から無作為に選ばれた陪審員が、有罪・無罪の判定を行います。また、陪審員として選ばれた場合、出廷することが国民の義務になります。
すべての犯罪の公判は陪審裁判によってなされなければならないと、憲法で定められているのです。
筆者のところに届いた陪審員勧告書
しかし、なぜかアメリカ人ではない人のところにも、陪審員勧告書が届くことがあります。アメリカ人の夫には来たことがないのに、最近私のところに来ました。
私はアメリカ市民ではないので、出廷しなくてもいいのですが、必ず出廷しない理由を連絡しないといけません。
出廷しない正当な理由をここから選ぶ
私はもちろん1番の"アメリカ市民ではない"を選び、連絡しました。
しかしこの勧告書、私を含めて、知っている限りで3人の日本人に届いたのですが、どうして市民かどうか調べてから送ってくれないのでしょうね? お互いに二度手間だと思うのですが...。
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