事件も影響?台湾版アマチュア野球選手権大会

小川聖市

[profile]

台湾

台湾:台北

小川聖市(オガワセイイチ)

職業...日本語教師、ライター

居住都市...台北市近郊の新北市(台湾)

前の月へ

2025.11

次の月へ

S M T W T F S

2 3 4 5 6 7 8

9 10 11 12 13 14 15

16 17 18 19 20 21 22

23 24 25 26 27 28 29

2010年09月30日 up

3位になった桃園航空城(タオユエンハンコンチェン)チーム

13日から台湾版アマチュア選手権大会・協会杯の3位決定戦と決勝が、台北縣の新莊棒球場で行なわれました。この協会杯の特徴は、企業チーム、クラブチーム、大学のチームがトーナメント方式で優勝を争う、という日本ではお目にかかれない大会です。

写真の桃園航空城(タオユエンハンコンチェン)チームは、昨年の優勝チームのはずでした。しかし、所属選手が昨年発生したプロ野球の八百長事件に関与した事や、それに相関して当時の監督が責任をとって1年の資格停止処分を受けた事で、優勝も剥奪されてしまいました。

更に、事件に関係した選手やコーチがチームを離れ、大幅に戦力が落ちました。それを、一時記者をしていた陳師正監督がうまく立て直して、3位までこぎ着けました。

私はチームの成長を実感しながら見ていましたが、陳監督は優勝できなかった事を非常に悔やんでいました。選手たちは、とりあえず喜びを爆発させてましたが、同じ思いだったようです。

優勝した台北市チームの様子

決勝は、9回表の攻撃中、突然大雨が降り出して試合が中断。
そのまま4ー3で終了し、台北市チームの優勝となりました。

写真は、その後の監督の胴上げの様子です。

台北市チームも、練習態度から意識を変えて、少しずつ成長していき、今大会の優勝につなげました。

注目度は低いですが、成長する選手達の姿を間近で見ることができて、収穫の多い一日となりました。

レポーター「小川聖市」の最近の記事

「台湾」の他の記事

タグ:台湾,野球,選手権大会,アマチュア