新しいスタート!小学校の入学式
2010年08月30日 up
入学式の様子。新一年生は一番前に座ります
先日、息子が小学校に上がり、初めてドイツの入学式に参加しました。
入学式は体育館で行われました。新一年生は一番前のイスに座り、保護者は後ろで見守ります。上級生の合唱、リコーダーの演奏があり、校長先生の挨拶の後、クラス分けと担任の発表がありました。毎年80人から100人が入学するのですが、今年は開校以来の少人数で44人。2組に別れ、1組22人です。
私立は別として、公立の小学校は制服やお揃いの帽子、靴などはありません。持ち物も指定の文房具メーカーはあっても、基本的には自由です。日本の入学式と違って、親も子もラフな格好です。ランドセルも全員違う柄、色でカラフルでした。
上級生の歓迎の演奏
早速、時間割が配られました。授業は月曜から金曜で、ほぼ毎日朝8時から12時までです。途中2回休憩があり、校庭で遊んだり、家から持って来たサンドイッチや果物を食べる朝食の時間があります。1年生の科目は、ドイツ語(国語)、算数、体育、音楽、美術、宗教、生活(日常生活に必要な知識を教える科目)があります。ドイツ語と数学は毎日あり、それ以外の科目は週1、2回です。担任の先生が教える科目もありますが、体育や宗教、音楽などは別の先生に教えてもらいます。
小学校はお昼で終わるので、子供は家に帰ってお昼を食べ、午後宿題や習い事をします。共働きの家庭が多いので、学童保育に申し込む親が殆どです。学童保育ではお昼ご飯と、午後の宿題を見てくれ17時まで預かってくれます。
我が家は申し込みが遅れ学童保育が受けられませんが、学校に来てくれる社会福祉団体が面倒を見てくれることになりました。週3日、16時まで、ひと月約120ユーロ(13000円ほど)です。
体育館から教室へ移動
ドイツの小学校は4年で終わります。その後、特定の技術を身につけるのか、大学へ進学したいのかによって進む学校が変わってきます。子供達は10歳前後でもう将来の進路を決めなくてはいけません。一般的に、小さい頃からのしつけに、自分で何でもできるようにする、自立心を尊重する姿勢が見られるのは、こういった教育システムも関係しているのでしょう。
無事に入学式を終え、ホッとしていますが、これからどんな学校生活になるのか初めてのことばかりでドキドキしています。
一年生のクラスの様子。机に名札があり、巨大ブレッツェルがプレゼントされました
大きすぎるランドセル!プレゼントが詰まったシュールテューテを抱えて
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