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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業...フリーランス
居住都市...ブラジル国サンパウロ市

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シュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)を切る様子

シュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)を切る様子

サンパウロ市のダウンタウンであるセントロ地区の風物詩の一つが、アラブ風とかトルコ風とか思われる焼肉サンドイッチです。通称シュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)と呼ばれています。ギリシア起源の焼肉ということでしょうか?
セントロ地区を歩いていると、あちらこちらのお店の入口付近でシュラスコ・グレーゴのサンドイッチ屋台を見かけることができます。


ジュースはサービス。1個1.5レアルのこの屋台はまだ安い

ジュースはサービス。1個1.5レアルのこの屋台はまだ安い

シュラスコ・グレーゴは、太い芯に何枚ものお肉や野菜を突き刺して重ね、芯がクルクルと回ることで全体がまんべんなく焼かれていきます。焼かれた表面を注文があるたびにナイフで薄く切り取り、小さなフランスパンに挟んでいきます。肉と一緒にビナグレッチと呼ばれる野菜のみじん切りを挟むこともできます。
サンドイッチを注文するとジュース(人工物ですが)も飲むとができます。


バール(飲食店)の店頭に設けられたシュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)の屋台

バール(飲食店)の店頭に設けられたシュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)の屋台

シュラスコ・グレーゴのサンドイッチの値段は、現在2レアル(約100円)になっています。たまに安いところでは1.5レアル(約75円)のこともあります。
一見安いように思うのですが、実は約10年前は1個1レアルで買うことができました。現在のレートでは約50円、過去のレートでは約35〜40円でした。
それが4、5年前くらいから1個1.25レアルになり、2年前ぐらいからは1.5レアルになり、現在はほとんどが2レアルに値上がりしています。

シュラスコ・グレーゴのサンドイッチの価格だけでなく、ブラジルでは食料品などもこの10年で確実に物価が上昇しています。インフレという現象を経済専門家ではなくても、一介の主婦でさえ身を持って実感させられます。
サラリーも上がっているということですが、物価上昇に見合うほど上がっていないのではないかとも思います。自営業や経営者の立場の方はインフレ対策に常に敏感でなくてはならない日々だろうと思います。

一体いつまでインフレは続くのか、庶民の個人生活において、BRICsと称えられて国力が上がっているというほど悠々生活ができるわけではなさそうです。とはいっても、どこか心にゆとりを感じさせられるブラジルの空気です。


大体1個2レアルになっているシュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)

大体1個2レアルになっているシュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)


シュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)のサンドイッチ

シュラスコ・グレーゴ(ギリシアの焼肉)のサンドイッチ


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