射撃クラブはどんな場所?
2009年09月29日 up
アーチェリーの練習風景。大人から子供まで年齢層は様々
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ヨーロッパ(特にドイツ、オーストリア、スイス)ではスポーツ射撃が盛んです。射撃クラブの歴史も古く、19世紀までさかのぼります。
ドイツではクラブや連盟などに登録しているメンバー人口でみると、サッカーに次いで射撃が2番目に多く、その数は200万人に上ります。私の住んでいる町は人口が2万5千人と大きくありませんが、4つも射撃クラブがあります。
スポーツ射撃は、扱う武器によって種類が別れています。アーチェリー(弓)、クロスボウ(弓に似た武器)、ライフル銃、拳銃などのカテゴリーでそれぞれ全国的なリーグがあり、年齢・性別に別れ、個人戦と団体戦があります。
屋外にある銃の射撃施設。遠くに見える的は100m。
銃を使う射撃には、空気銃と火力で弾丸を発する銃の2つに大別されます。ドイツでは特別な資格を持ったコーチが同伴すれば、12歳から空気銃のトレーニングができます。銃の所持には、半年間射撃クラブのメンバーであること、もしくはメンバーの推薦が必要で、その後研修があり、記述試験、口答試験と射撃テストに全て合格すると資格をもらえます。射撃人口が多いので、中古の銃もかなりあり、安いものでは100ユーロ(約1万3千円)からあるようです。メンバー費用は年間70ユーロ(約9500円)ほどです。射撃というと日本ではお金持ちのスポーツというイメージですが、一般市民にも手が出せるお値段ですね。
お祭りでは一般客向けの銃射撃体験コーナーもありました。
先日、スポーツ射撃をする友人に誘われて、射撃クラブで開催されたお祭りに行き、どんな場所なのか見る機会がありました。メンバーの年齢層は高めでしたが、年を取ってからもできるスポーツということで、人気があるのかもしれません。
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タグ:スポーツ,射撃
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