マイカーで運転教えます
2009年08月30日 up
現在、運転免許を取得するため教習所に通っています。人生初の教習所なのですが、聞くところによれば、日本もシンガポールも、教習内容やシステムはほとんど同じなようです。
主だった違いは、こちらは学科の授業はまったくなく、試験日だけ予約してあとはテキストで自習する仕組みです。また、教習費用は、コース料金ではなく、100分1コマごとに支払っていきます。平日昼は税込みで59.92シンガポールドル(約4000円)、夜間と週末は68.48シンガポールドル(約4500円)で、免許取得までの総額平均は、2,500シンガポールドル(約164,000円)前後と、日本より安価です。
15年前ほどに免許を取得した私の友人は、事前に家族から特訓を受け、実際教習所でお金を払ったのは、試験前の1コマきりだったそうです。それは極端な例としても、つまり、上手な人は、最小限の出費に抑えることもできる、合理的なシンガポールらしいシステムになっています。
フリーの教官たちを集めた会社の連絡先を貼った車が、駅前駐車場に並んでいます
サーキット内に、学校の車ではない、普通の乗用車に「L」マークをつけた車が何台も混ざっているので、教官に聞いてみたところ、「あれはプライベートインストラクター」とのことでした。
シンガポールには、教習所以外でも、インストラクターライセンスを持つ個人が指導にあたることができるそう。教習所よりも安い上に、最初から最後まで一人の指導員のもと、同一車両(指導員の自家用車!)を利用することができるのがメリットだということです。ただ、教習所の教官いわく、「安さとスピードを売りにするあまり、指導が雑になったり、短期詰め込みになったり、見ていてひやひやする運転も多い」とのこと。
オートマは1時間約1700円、マニュアルは約1400円。
かつては、交通警察が発行していたこのフリーランスのインストラクターライセンス、現在では新規発行は中止され、現存の指導員がいなくなれば、自動的にプライベート教習システムは廃止になるそう。ドライバーすべてが緻密な教習所で訓練されたとは思えないほど、運転の荒さでは悪名高いシンガポール。教習所での指導に統一することで、事態の好転を期待しているのかもしれません。
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タグ:運転免許,教習所
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