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ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業...フリーランス
居住都市...ブラジル国サンパウロ市

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「ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ(アパレシーダの聖母)」の像

「ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ(アパレシーダの聖母)」の像

ブラジルの10月12日は「アパレシーダの日」という祝日です。
カトリックを信仰するブラジルの一般家庭には、よく「ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ(アパレシーダの聖母)」という聖母像が飾られています。聖母像は全身が黒っぽく、青い生地に装飾された独特の衣装をまとっているのが特徴です。キリスト教の祭儀用品店などで販売されています。


衣装を取った木製のアパレシーダの聖母像

衣装を取った木製のアパレシーダの聖母像

このアパレシーダの聖母を崇敬することにちなんだ祝日がアパレシーダの日です。
サンパウロ市からリオデジャネイロ方面へ約183キロ行った地点にアパレシーダという町があります。現在、アパレシーダには世界で最も大きな教会の一つといわれるカテドラル(大聖堂)があります。この町が「アパレシーダの聖母」の聖地です。


アパレシーダのカテドラルへ向かう人々

アパレシーダのカテドラルへ向かう人々

普段は人口約3万5千人の静かな町ですが、毎年10月12日には約20万人の人が聖母の奇跡を信じて巡礼に訪れます。8年前に訪れたことがありますが、本当にたくさんの人でした。聖地巡礼が目的ということで、人は多くてもとても静かな雰囲気でした。10日ごろから大規模にミサが行われ、テレビでも特別番組が連日報道されていました。


サンパウロのカトリック教会の壁にはアパレシーダの聖母像が見られる

サンパウロのカトリック教会の壁にはアパレシーダの聖母像が見られる

アパレシーダの聖母像の由来は1717年にさかのぼるそうです。貧しい漁師が町を流れるパライーバ川で漁をしていた時、最初に聖母像の胴体、次に頭を見つけたそうです。聖母像を家に持ちかえった猟師の妻が、像の頭と胴体を接着し、祭壇に祭って祈るようになった後、この猟師は大漁の幸運に恵まれたそうです。以降、聖母像にまつわる数々の奇跡がブラジル中に伝えられ、多くの巡礼者が訪れるようになったということです。
「アパレシーダの聖母」は1930年に第259代ローマ教皇ピウス11世によってブラジルの保護者として宣言されたということです。ブラジルのカトリック系の教会には、たいていアパレシーダの聖母像が壁に据えられています。



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