決定!第13回季刊刑事弁護新人賞
第13回季刊刑事弁護新人賞には、17名の新進気鋭の弁護士から応募があり、選考委員である研究者と実務家が精読と議論を尽くした結果,最優秀賞1名、優秀賞2名、特別賞1名を選定しました。
◆だいやまーく◆だいやまーく◆だいやまーく受賞レポート◆だいやまーく◆だいやまーく◆だいやまーく
[最優秀賞] 伊藤英範(熊本県弁護士会・65期)
■しかく被告人と向き合い突破口を見出した無罪事件──初めての刑事事件の報告
[優 秀 賞] 池田征弘(鳥取県弁護士会・66期)
■しかく出口効果に期待できない高齢者の入口支援
[優 秀 賞] 山田恵太(東京弁護士会・65期)
■しかく共に歩み、闘った2年
[特 別 賞] 工藤ゆかり(香川県弁護士会・65期)
■しかく9日間の闘い──「被告人を信じる」ということ
受賞レポートは、加筆修正をしていただいたうえで、
『季刊刑事弁護85号』('16年1月発売)に掲載しております。
新人賞の沿革
伯母治之・児玉晃一両弁護士が、1997年4月、詐欺被疑事件において接見妨害を行った検察官と違法な接見指定を看過して準抗告を棄却した裁判官の責任を追及すべく国家賠償訴訟を、東京地方裁判所に提起しました。
この訴訟で、2000年12月25日、東京地方裁判所は、伯母弁護士に慰謝料として10万円の支払いを命じましたが、児玉弁護士の請求を棄却しました。続く控訴審では2002年3月27日、伯母弁護士に慰謝料を増額し25万円の支払いを命じましたが、児玉弁護士の請求は棄却されました。これに対して、両弁護士は、伯母弁護士の慰謝料が増額され、児玉弁護士の請求に関しては棄却されたものの内容は良くなったことなど諸般の事情を考慮して、上告せず、判決が確定することになりました。
その後、弁護団と両弁護士は、賠償金の25万円と全国の弁護士からのカンパの残余金を、全国の新人刑事弁護人の励みにして欲しいという願いから、新人賞の賞金として現代人文社に託しました。これを基金にして、2003年に季刊刑事弁護新人賞が創設されました。
その後も季刊刑事弁護執筆者を中心とする多くの皆さまからご寄付がよせられ、年に1度、賞を贈呈しています。
この訴訟で、2000年12月25日、東京地方裁判所は、伯母弁護士に慰謝料として10万円の支払いを命じましたが、児玉弁護士の請求を棄却しました。続く控訴審では2002年3月27日、伯母弁護士に慰謝料を増額し25万円の支払いを命じましたが、児玉弁護士の請求は棄却されました。これに対して、両弁護士は、伯母弁護士の慰謝料が増額され、児玉弁護士の請求に関しては棄却されたものの内容は良くなったことなど諸般の事情を考慮して、上告せず、判決が確定することになりました。
その後、弁護団と両弁護士は、賠償金の25万円と全国の弁護士からのカンパの残余金を、全国の新人刑事弁護人の励みにして欲しいという願いから、新人賞の賞金として現代人文社に託しました。これを基金にして、2003年に季刊刑事弁護新人賞が創設されました。
その後も季刊刑事弁護執筆者を中心とする多くの皆さまからご寄付がよせられ、年に1度、賞を贈呈しています。