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時短父さんの投資生活

日米の高配当株・連続増配株などへ投資して、経済的な自由を手に入れること、配当金で生活することを目標にしています。3児の父で、2020年末まで時短勤務で働いていました。またいつか時短に戻りたい。

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ジョンソン&ジョンソン

こんにちは。時短父さんです。

米医薬品・医療機器メーカーのジョンソン&ジョンソンは、新型コロナウィルスに対応するワクチン開発の状況を発表し、早ければ今年9月にも臨床試験を開始し、2021年早い時期にも緊急的な使用の許可を得られるとしました。ワクチン開発には、通常は5〜7年掛かるところが、緊急事態ということで、大幅な前倒しがされる見込みとなっています。

ジョンソン&ジョンソンは、今年1月から製薬子会社のヤンセンと米生物医学先端研究開発局(BARDA)との間でこれまでも連携してきましたが、これを強化することも発表。また同社の生産能力を強化することで、120億回分のワクチンを世界中に供給する体制を作ることも発表しました。

米国健康保健省の内局であるBARDAとは、ジョンソン&ジョンソンはこれまで10億ドルを投じて、ワクチンの共同研究、開発、医学的テストを行ってきました。同社は、これまで築いてきた協力関係を基盤に、人的資源と設備の配分を適切に行って、ワクチン開発を進める決意です。

ジョンソン&ジョンソンは、開発するワクチンを"非営利ベース"で世界中に提供する用意があるとしています。同社CEOアレックス・グロースキー氏は、「現在世界は公衆衛生上の危機に直面しています。私たちは出来る限り早く世界中で対新型コロナのワクチンが使用可能となるよう、自分たちの役割を果たします。世界最大のヘルスケア企業として、世界中の人たちの日々の健康を改善する深い責任があります。ジョンソン&ジョンソンは、科学技術を持った企業であり、営業体制もしっかりしていて、財務も盤石です。新型コロナ・パンデミックに対する戦いを加速するために他社(者)と協力するには良い位置に立っていると思います。」とコメントしています。


主に、プレスリリースの文面を翻訳して書いてみましたが、大文字にしたところが強調されるべきですね。
まずスピード感がすごい!今年1月に開発を始めて(新型コロナの発生は昨年12月)、わずか2ヵ月で臨床試験の見通しを立てました。しかも開発が順調に行けば、来年の早い段階で使用が可能となり得るとのこと。喫緊の課題は、ワクチンではなく治療薬かもしれませんが、人類に希望を与える薬になることは間違いありません。

そして生産・供給能力ですね。プレスリリースには"more than one billion doses"とありましたので、おそらく「120億回以上」で間違いないです。世界の人口は70億人くらいですか?そのくらいはいるはずなので、単純過ぎる計算では、一人1本は行き渡りそうです。きっと専用の工場とかを設置するか、もしくは現行の工場を一部ラインを改装するかでしょうね。

最後は、もっとも衝撃的なのですが、"非営利ベース"って・・・営利企業なのに、利益を狙わないなんてなんと人道的なのでしょうか。もちろん採算は取れるように考えるでしょう。ちょっとのマージンくらいは取れるようにしてもいいと思いますが・・・でも、3Mのマスクの件でもありましたね。現在、需要に追い付かないマスクの生産を増やすことはするも、値段は変えないと3MのCEOは述べていました。

こういう危機的な状況だからこそ、人類のために誠心誠意でビジネスに臨む姿勢は本当に素晴らしいと思います。普通なら、値段を引き上げて利潤を狙いたいですよね。でもそれはしない。これは同社の「我が信条」に書かれている第一の責任に該当するからでしょう。
我が信条

第一の責任は「すべの顧客に対するもの」で、ジョンソン&ジョンソンの役職員には「価値を提供し、製品原価を引き下げ、適正な価格を維持する」責任があるのですね。これを本当に実行しようとしているのです。

こういう姿を見ると、株主として本当にこの会社に投資していて良かったなと思います。誇らしくなりますよね。これは投資家としての利益(キャピタルとかインカムとか)を抜きにして、そう思います。もちろんこの発表を受けて株価は上がりましたけど、それ以上の喜びを感じます。まさに投資とはビジネスを所有することなんだなって思います。一日も早いワクチンの使用が望まれますね。


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