1.「お客様の立場になってモノを言う」
銀行マン時代のこと。住宅ローンの借換を営業していたところ、いろいろ質問してくるお客さんがいた。当時は本当の新人だったので、分からないことだらけ。もちろん、質問されたところで、8割方は答えられない。なので「調べてから、お電話しますよ」といって、一目散に逃げていき、営業店の書物をひっくり返した。
質問される→調べる→電話する
を繰り返すうちに、その方とは仲良くなっていった。しかし、問題だったのが、借換をしてもほとんどメリットがなかったのだ。ふつうであったら、自分にとって都合の悪いことはお客様に話さないところだ。だが、本当に心の底から「何か役に立ってあげたい」気持ちがあったので、言ってしまったのである
「今回のケースでは借換のメリットはわずかです。返済されている住宅ローンの現状がわかっただけでも良いじゃないですか」
結論的には住宅ローン借換の契約を結んでいただいた。後で聞いた話では、他の銀行マン3人も営業をかけていたとのこと。なぜうちを選んでもらえたのですか?
「あんたの言っていることが一番信用できたからだよ」
今でもそのお客様とはプライベートでも親交があります。「お客様のためにならない契約はしない」これが信条です
2.「ウソをつかない、つけない」
正直、あまり頭は良くない方です。法律系国家資格の中では一番易しいと言われる行政書士を5回も落ちているのだから、弁解の余地はありません。
ですから、お客様から質問されたことには、ありのままお答えすることしかできません。もっと賢い方でしたら、「もっと契約に近くなる答えをしよう」とか「もっと高い報酬を得るために、わざと理解しにくい言葉を使おう」とかいうテクニックは持ち合わせていません。
銀行マン時代。
質問される→調べる→電話する の繰り返しで契約をとっていた私にとって印象的な言葉があります
「あんただから契約した。あまりにも正直すぎるから」
自分としては、ありのままを答えただけなんですが・・・・
行政書士としてこれから開業する方、
又開業済で軌道に乗せようという方へのご案内です
同業者の友達の口から出た言葉に私は声を失いました。
「おまえは馬鹿か?この以上ライバルを増やしてどうするの?
余計なことしてる暇があったら、集客してりゃいいじゃん」
本当に余計なことでしょうか?
私は開業以来、ダイレクトマーケティング、ブランド戦略など様々勉強し、
吸収してきました。これから進化していくことでしょう。
セミナーで話すことは今現在のノウハウであって、
これを公開することでウチの事務所に影響があるとは考えていません。
むしろここでカミングアウトすることで、自分の進化スピードに拍車がかかると期待しています。
開業初月から100万200万を売り上げるためのセミナーではありません。
その金額を初月から目指すのはリスクが大きくギャンブルに近いです。
今回は着実に60万円を売り上げ、この中から事務所の家賃、自分の給与、
温泉旅行代?を賄うノウハウです。個人の貯金から切り崩すなんて、
開業した意味がありませんから
私も開業する前、開業直後はいろいろな本を読み、話を聞き、セミナーに顔を出しました。
すると頭ばっかり大きくなってきます。頭が大きくなると「自分でやったような気が」してくるんですね。
何もやっていないのに、やったような気が。
現場ではその時その時でシチュエーションが変わります。いくら本を読み、
話を聞き、セミナーに顔を出したとしても残念ながらそれと全くお同じ場面は登場しません。
では、このセミナーも無駄か?
そんなことはありません。セミナーは考え方を学ぶ場です。私がピンチになったとき、
何を考え、どう行動して解決したのかお話します。
あなたがピンチに陥ったとき、きった役に立つ「考え方」だと思います。
この続きを読む