2009年09月
2009年09月29日 09:26
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2009年09月24日 08:56
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2009年09月20日 20:57
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2009年09月17日 11:22
さて前回は、理不尽な相手に対して、あなたがとるべき方法が
次の2つであるというお話をしました。
1.あなたも相手にあわせて理不尽な対応に切り替えるのか?
2.相手に何を言われようと誠実な対応を繰り返すのか?
今回はその続きからです。
まず1の「あなたも相手にあわせて理不尽な対応に切り替える」ですが
これは正当防衛と復習の考え方が背景にあります。
正当防衛とは「自分がこれ以上、被害を受ける前に、
相手をやっつけてしまう」という考え方です。
一方、復讐とは「やられたら、やり返す」という考え方です。
・正当防衛「自分がこれ以上、被害を受ける前に、相手をやっつけてしまう」
・復讐「やられたら、やり返す」
正当防衛と復讐に共通しているのは
「相手に被害、損害を与えても許される」という点です。
正当防衛の場合、「これ以上、放置しておくと自分が被害を受けるから」
復讐の場合、「やられたから、やり返しても問題ないだろう」というのが、
その理由です。
人間の心理として「やられっぱなし」ではストレスがたまる一方ですし、
そのうち自信がなくなります。
何より、自分で自分を客観的に見た場合、泣き寝入り状態になっているのは
非常に腹立たしいものです。
自分を悲劇のヒロインやヒーローにしないためにも
黙ったままではなく、きちんと行動するという意味では、1の方法は立派な方法です。
有効な選択肢の1つと言えるでしょう。
このメールのバックナンバーは以下のブログでご覧いただけます。
http://ameblo.jp/yukihiko55/
さて1の方法を実際に採用し、実行した後の話です。
相手の理不尽な態度に対し、あなたも応戦し、理不尽な態度をとり
相手に対し嫌がらせや迷惑行為をした場合ですが
その後の展開はどうなるでしょうか?
・相手はあなたに攻撃をする。
・あなたは相手に攻撃をする。
基本的にはこの繰り返しです。
この場合、攻撃といっても、直接、殴ったり、蹴ったりするわけではありません。
「理不尽」という言葉は「誠実」という言葉の裏返しですが
相手の言葉や態度に対し、あえて誠実に対応をしないことで、
相手にダメージを与えます。
例えば、質問されているのに答えなかったり、
決められたスケジュールを一方的に破れば
相手がどんな感覚の人間でも、個人差はあっても、
相手にとって心理的な圧力になります。
それ以外にも、離婚条件をころころ変えることで
相手を困らせることができます。
前回の話し合いでは「養育費は4万円でいいよ」と言っていたのに
今日の話し合いでは突然、
「養育費は8万円じゃないと離婚しない」と言い出す、などです。
相手はあなたの言葉を信用できず、言葉1つ1つに対して疑ってかかるため
あなたが言葉を発するたびに、神経質になり、どっと疲れがたまります。
また話し合いの場以外でも、
例えば、数日おきに相手の悪口をメールで送る、という方法もあります。
メールは使い方によっては、非常に困った玩具であり、受信拒否をしない限り
望む、望まないに関係なく、受信されたメールを見なければなりません。
そして開いたメールに、自分の悪口や欠点が書かれていると、余計に傷つけられます。
このように
・相手はあなたに攻撃をする。
・あなたは相手に攻撃をする。
ということを繰り返しますが、この攻撃は一体、いつになれば終わるのでしょうか?
この戦争のような状態に終わりはあるのでしょうか?
例えるなら、ボクシングでいう「ノーガードの殴り合い」と同じです。
ボクシングでは勝負が決まるのは原則、KO(ノックアウト)。
相手が倒れるまで、パンチを打ち続けなければなりません。
パンチを打つ側も、パンチを受ける側も相当な痛みを伴います。
その結果、あなたのパンチで相手を倒すことができれば良いですが、
その逆もあります。
相手のパンチであなたが倒されてしまうことも考えられます。
どちらが先に倒れるのかは、パンチの重さと、パンチへの耐久性によりますが
いずれにしても、相手の体力を奪いあう、消耗戦になります。
離婚の場面では、本当に相手を殴り倒し、マットに沈めるわけではありません。
ボクシングでいう「パンチ」とは、
離婚の場合、どのような行為を指すのでしょうか?
パンチとは「嫌がらせや迷惑、妨害行為」のことをいいます。
嫌がらせや迷惑行為によって
相手が精神的にまいってしまう状態が「ノックアウト」です。
実際に殴ったり、蹴ったりして、ボコボコにすることはありませんが
ノックアウトさせる効果はあります。
嫌がらせや迷惑、妨害行為によって相手が大きなストレスや苦痛を受け、
それが我慢の限界を超えます。
そうすると相手は考える力を失い、「思考停止状態」になります。
これが離婚でいう「ノックアウト」の状態で、相手は白旗をあげます。
相手はあなたに反論することはできませんから
あなたは自分の言い分を相手にのませて、離婚することができます。
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相手が白旗をあげて、それで終戦となるのなら、これも有効な方法をいえます。
片方が勝ち、片方が負けたという単純明快な結論だからです。
ただ離婚の話し合いの場合、話はそう簡単ではありません。
相手を「やっつけた」だけでは話は終わらないのです。
相手が思考停止になるまで、追い詰めてしまうと、
他の箇所でいろいろな弊害が出てきます。
(次回に続く)
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2009年09月14日 11:08
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2009年09月10日 13:34
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2009年09月03日 10:22
さて前回の続きですが、理不尽な相手のなかにも
1.確信犯である場合
2.確信犯ではない場合
の2つがあります。
前回は1についてお話しましたので、今回は2についてです。
あなたを傷つけるような言葉を相手が発したとして、言葉を発した時点では
何も感じていないケースもあります。「悪い」と思っていないということです。
あなたがショックを受けた態度を示したり、反論や文句を言い返した時点で
はじめて、自分のやってしまったことがどのような
影響や被害を与えたのかを認識します。
「ああ、とんでもないことを言ってしまった」
「あのときの自分はちょっと理不尽だった」
とあらためて思い直すのが、2の「確信犯ではない場合」です。
本当は言葉を発する前、発した瞬間に気付けば良いですが、そこまで器用ではなく
「後悔、先に立たず」ではありませんが、
後々になって後悔するパターンです。
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喧嘩の際に無意識のうちに「カッとなって」しまうケースで、
感情の起伏が激しいのが特徴です。
普段は常識的な行動をとっているのに、
「カッとなると」非常識な行動をとるということです。
そして時間が経過して、常識的な自分に戻り
冷静になってみると「しまった」と思い直します。
二重人格というほどではありませんが、感情が入れ替わり、二転三転します。
対処法は後でお話しますが、
このパターンは極悪人ではないため、「話せば分かる人」です。
そのため、会話はきちんと成立しますし、話し合いで解決することができます。
一方、話し合いで解決できないのは、
時間が経過した後も「悪い」と思い直さない場合です。
言葉を発した後、いくら時間が経っても、本当に何も感じないという人です。
はじめから罪悪感がなく、後日になっても、罪悪感が生まれることはありません。
これは非常に厄介なケースです。
これはあなたと相手とでは、常識や価値観が大きく異なっていることが原因です。
その差異によってトラブルが発生しますが、
これはいわゆる「モラルハラスメント」の場合です。
モラハラは性格の不一致に進化したバージョンですが、
そもそも話や行動の土台となる部分が異なるため、
いくら話しても、宇宙人と会話をしているようで
進展は期待できず、なかなか解決することができません。
今までの話をまとめると次のようになります。
◆だいやまーく 罪悪感のある人は常識の通じる人
◆だいやまーく 罪悪感のない人は、ものすごい鈍感なのか、本物の極悪人
モラハラの対処法はここでは割愛しますが、罪悪感や危機感について
お互いの温度差が大きく異なる場合、どうなるでしょうか?
理不尽な態度をとっても、本人が何とも思っていない
という事態にあなたは出くわすことになります。
いずれにしても離婚の話し合いを進める上で
厄介なことに変わりはありません。
あなたがここで知るべきなのは、
「やっていいこと」と「やってはいけないこと」の基準は
人によって異なる、ということです。
相手にとって「やってもいいこと」は、
あなたにとって「やってはいけないこと」かもしれません。
もちろん、逆も考えられます。
もし、相手が自分のした嫌がらせが迷惑行為を
「やってもいいこと」だと思っていた場合
どうなるでしょうか?
嫌がらせをした時点で「悪い」とは思っていませんし、嫌がらせをした後
しばらく時間をおいても、やはり「悪い」とは思っていません。
そのような相手に、あなたの考えを説明したところで
相手には伝わりません。
あなたは相手の行為が「やってはいけないこと」だと思っていても
相手は自分の行為は「やってもいいこと」だと思っているからです。
そのため、あなたの指摘によって
相手の嫌がらせや迷惑行為をとめることはできず、むしろ
相手の行為はエスカレートしてしまいます。
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ここで大事なのは、あなたの価値観や判断基準を
相手に理解してもらおうと思わないことです。
相手は20歳を超えた大人であり、何十年も生きてきて、培った価値観や判断基準を
変えることは相当に難しいです。
変えることは難しいのなら、
はじめから、変える努力をしなければ良いのです。
変える努力に費やすエネルギーがあるのなら、限られたエネルギーですから
ほかのところに、重点的に使うことです。
(次回に続く)
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