萌え
萌え(もえ)とは麻薬の一種であり、この世で最も穢れたもので「最穢」とも表記される。主に性的欲求不満の解消に効用がある。酒や煙草、砂糖などと並び、庶民に愛好されている嗜好品である。萌えの種類としては、ネコミミやツンデレ、メイド、リボン、エプロンドレスなどが特に有名である。
ただし、強力な依存性を併発するので、摂取し過ぎると利用者の健康と財産を損なう危険性がある。また,重度の精神病にもなり、様々な症状を引き起こす。また、重度の萌え依存症患者は、一般に「オタク」と呼ばれている。近年では、この薬物の依存症患者が増加し、深刻な社会問題となりつつあるため、未成年への投与を規制する動きも見られる。これに対し規制反対派は、萌えは麻薬ではなく文化であると反論している。ただしアルコールや麻薬やギャンブルなどの依存症患者なども「文化」「高揚感が得られる」などと似たような主張をするため規制反対派の意見をまともに聞く人間は同属だけである。
自動車や精密機械、電子部品、特殊素材などと並んで、現代の日本国における主要輸出品である。この麻薬の製造においては、日本は世界最強の国際競争力を持つ。
入手方法[編集 ]
萌えはライトノベル、アニメ、漫画などを媒体とする。それらは、一般の書店やテレビ放送、インターネットなどを通じて入手可能である。主に、現実 世界での恋愛や青春に恵まれていない、性的・愛情欲求不満な青少年が手を出しやすいとされる。
一定の基準値を超えた劇薬は、未成年に対する販売を禁止されている。しかし、どの程度まで規制できているかは疑問視される。近年では、YouTubeやニコニコ動画などの動画配信サイトや、ファイル共有ソフトを使用した不正入手が増加しており、当局も取り締まりに躍起になっているが、違法者は後を絶たない。
萌えはセルロース繊維と黒鉛さえあれば、労力は掛かるが一人でも製造が可能である。そのため、零細企業による製造販売も盛んであるが、それらの多くは、大手企業開発の萌えの設計図を不法流用したデッドコピーである。零細企業の多くは、利益追求を目的としない単なる研究活動であり合法だと主張しているが、特許権侵害ではないかとの声も挙がっている。しかし、大手企業も大声で麻薬の製造中止を主張することができるはずもなく、依然としてにらみ合いが続いている。
製造方法[編集 ]
- 投与装置
- 深夜アニメ、ギャルゲ、萌え雑誌、等
- 原材料
- 美少女、801、各種萌え要素(メイド・ネコミミ・ツンデレ・眼鏡・大きなリボン・エプロンドレス・ドジ・幼馴染・妹・近親相姦、低チョメチョメ 等)
- ※(注記)比率は個人の嗜好に合わせ任意に調整
服用による効果[編集 ]
効用[編集 ]
萌えを服用すると飲酒時と同じような酩酊状態に至り、理性を失う。また性的快感・幸福感を発生させるが、同時に精神分裂も引き起こす。複数回服用すると感受性が麻痺してくるので、より多量かつ萌え度数の高い物を投与する必要がある。萌えは非常に依存症が強く、過度に摂取すると萌え中毒に陥り、様々な症状が現れる。
弊害[編集 ]
[フレーム]
- 珍変衣装症候群
- 精神障害の一種で、奇妙な衣装を自作して、街頭で踊り出したり、集会を開いたりする。この病状に侵されると、一般人からは変質者の扱いを受け、警察の指導の対象となる場合がある。右の映像(日本医師会珍変衣装症候群対策室提供)を参照すると症状が分かる。
- 金銭感覚麻痺
- 神経障害の一種。深夜アニメDVDやCD、キャラクターフィギュア、同人誌など、法外に高価な薬物および関連商品を購入してしまう。それにより、極度の貧困に陥る者も少なくない。
- 感覚器官異常
- 視覚や聴覚に異常をきたす病状。日常のあらゆる人間が二次元美少女に見える、突然アニメ声の幻聴を感じる、などの症状がある。
- 擬人化症候群
- 現実世界に存在する事物を、二次元美少女に変換してしまう病状。現在、備長炭、軍事兵器、戦史、電子百科事典、惑星探査機などの被害が確認されている。
- 著作権意識退廃
- 理性の退廃により著作権という概念が崩壊してしまう。そのため、萌えの違法製造を行い、インターネット上や闇市で公開・販売する、などの不法行為を行う。
- 性的羞恥心崩壊
- 危険な麻薬であり児童ポルノである萌えを神格化し、大和民族が誇る大文化だと主張する病状。この症状に侵されると、萌え麻薬の優越性をプロパガンダをしたり、アニメ産業保護のための公的資金投入論を主張したり、仲間への布教活動を行うようになる。ユネスコの世界無形遺産に登録されている日本では数少ない遺産である。
- 偶像崇拝症候群
- 萌えキャラクターのフィギュアなどを拝んだり、デスクトップ画面に萌えキャラクターの画像を指定したりする。こうした偶像崇拝行為は日本では問題視されないが、イスラム教圏などで行うと戒律違反に当たる可能性があるため、注意が必要である。
- 次元認知障害
- あたかも自身が二次元のキャラクターになってしまったかのように人目を集めようと振舞う。珍変衣装症候群が深刻な場合にあらわれる症状と思われがちだが、萌えを商業ベースのだし汁で煮込んで出た灰汁という形で摂取した者に多く、採取したての濃厚な萌えを用いるオタクよりも広範囲で患者数が増えている。こうした患者らに対し、集団コミュニケーション療法の場として架空の喫茶店などが設置されている。
- 発声高音化障害
- 服用する量を増やすにつれて、喋るときの声が非常に高くなっていく。そのため、服用した本人だけではなく周囲にも騒音による二次被害が出ることがある。なお、余りにも高くなりすぎて自身の声域を越えたときは検閲により削除
規制運動[編集 ]
萌えは各種麻薬、酒類、煙草などより入手が容易であり、青少年の精神と健康を害するとして、一部では規制の動きも見られる。だが現在では、一部の劇薬を除き未成年に対する規制には至っていない。これは人類の歴史・文化と萌えの間に、非常に密接な関係がある為なのは、周知の事実である。なお萌え商品には、以下の警告文の表示が義務付けられている。
各国の警告表示[編集 ]
- 日本
- 「あなたの健康を損なう恐れがあるので萌えすぎに注意しましょう」
- 「萌えは、あなたが生涯独身となる原因の一つとなります。疫学的な推計によると、萌え中毒患者は童貞のまま死亡する危険性が健常者に比べて約2倍から4倍高くなります。」
- 韓国
- 「청소년을 해치는 미소녀, 그래도 모에하시겠습니까? (青春を害する美少女、それでも萌えますか?)」
- 台湾
- 「行政院衛生福利部勧告:萌化有害健康、萌化害人害己」
- 米国
- 「SURGEON GENERAL'S WARNING: MOE HAS BEEN FOUND TO CAUSE PERMANENT BRAIN DAMAGE AND ENDOCRINOLOGICAL DISORDERS. This material is known in the State of California to cause harmful birth defects when consumed by a pregnant mother. Not lawful for sale in AK, DC, FL, MS, TX or UT. Public use of the moe may constitute a Class B felony in Oregon (ORS 166.187) and punishable by up to 75 years imprisonment, 95,000ドル fine, or both.(公衆衛生総監警告:萌えは、恒久脳障害及び内分泌障害を引き起こすと判明した。カリフォルニア州では、妊娠中の女性の消費は、有害な先天性欠損症を引き起こすものとして知られる。アラスカ州、ワシントンDC、フロリダ州、ミシシッピ州、テキサス州、ユタ州では販売は非合法である。オレゴン州では一般の使用はクラスBの重罪に問われる恐れがあり75年以下の懲役若しくは95000ドルの罰金刑に処せられる)」
- ロシア
- 「Минздрав России предупреждает: Моэ вредит Вашему здоровью(ロシア厚生省の警告:萌えは健康を害する)」
- オーストラリア
- 「萌えは性犯罪の原因となる」
- 「萌えは未婚の危険性を倍増させる」
- ドイツ
- 「Moe kann tödlich sein(萌えはあなたを致命的にさせる)」
- 「Moe fügt Ihnen und den Menschen in Ihrer Umgebung erheblichen Schaden zu(萌えは真剣にあなたとあなたの周りの環境にダメージを与える)」
- EU
- 「Moeing kills(萌えは人を殺す)」
- 「Moeing can cause a slow and painful death(萌えは、痛みを伴う緩慢な死に繋がる)」
- ソビエトロシア
- 「Советская Россия Мо Вы Плакать!(ソビエトロシアでは、萌えがあなたを叫ぶ!」
学術研究[編集 ]
大学などの社会科学の研究者サイドでは、萌えは文化扱いされておらず、専門家による学術的研究は殆ど進展していない。それに対し、非専門家の民間人による独自研究は非常に盛んであり、大きな成果を上げている。現代視覚文化研究会などの自称文化研究機関が、ブログやウィキペディア、同人誌などを通じて研究結果を発表し、萌え文化研究を大いに発展させている。
彼ら非専門家の手による研究によると、「萌え」とは以下のような物だと分析されている。
- 萌えは世界が注目しているため、国威発揚に使用できる。
- 萌えは日本が起源の世界に冠たる現代文化であり、世界の宝である。
- 萌えは世界無形遺産としてユネスコに登録申請するだけの価値がある。
- 萌えは日本の誇りであり、萌え中毒患者を珍獣扱いするマスコミは売国奴である。
- 萌えは従来に無かった新概念であり、人類の文化水準を向上させた。「萌え(Moe)」はもはや世界語である。
言語学的観点からのアプローチ[編集 ]
萌えは元来、「芽生え」「利息が付く」など出生/増加と言う意味であった(このことから、「萌」という人名は多く存在する)。にも関わらず、ここまで語義が拡張されて使用されるのは実に奇妙な現象である。この理由は現在でも解明されておらず、今後の研究の進展が待たれる所である。
「萌え」という単語が普及した要因として推測しうるもの[編集 ]
- 「芽生え」は「文化の誕生」を意味することにもつながるため。
- 「萌」の字には「農民」・「人民」という意味があり、農耕民族であった日本人の民族意識と結合したから。
- 「耕す」という意味があり、新しい文化を開拓したため。
- 熱く「燃える」者が多かったことを表現する際、漢字の誤変換によって。
- 枕草子の新たに見つかった写本より、平安時代から「萌え」の語が使われていたことがわかった。それが現在に復活した[1] 。
- 韓国で「モエ」と言えば「スパイ」・「国賊」・「売国奴」という意味を持つため、それが国際語として広まった。
- 「あそこ」が勃起しない、と言う意味で「萎え」と言う語が先に成立し、それの対義語として「萌え」が広まった。
動詞化された「萌え」[編集 ]
萌えの投与による、精神高揚・神経興奮・酩酊状態などを表現する場合、「萌え」は「萌える」という動詞になる。「萌-える」はア行下一段活用である。古語としては、「萌ーえる」は「萌ーゆ」となり、ヤ行下二段活用である。詳細は下表の通り。
活用形(現代語) | 活用 | 主な接続 | 活用形(古語) | 活用 | 主な接続 |
---|---|---|---|---|---|
未然形 | 萌-え | ない | 未然形 | 萌-え | ず |
連用形 | 萌-え | ます | 連用形 | 萌-え | て |
終止形 | 萌-える | 終止形 | 萌-ゆ | ||
連体形 | 萌-える | とき | 連体形 | 萌-ゆる | とき |
仮定形 | 萌-えれ | ば | 已然形 | 萌-ゆれ | ど |
命令形 | 萌-えろ | 命令形 | 萌-えよ |
また、このほかにも
活用形 | 活用 | 主な接続 |
---|---|---|
ベルジャネゾ活用形 | 萌-えるってレベルじゃねーぞ! | |
たん・だん形 | 萌-え | たん、だん |
夕映形 | 萌-る | です |
などの特殊な活用形が存在し、カ行変格活用・サ行変格活用に属する語などとならんで日本語の中では特異視されている動詞のひとつである。現在はラ行下一段活用として分類されているが、萌え変格活用と定義すべきと言う声もあるなど、今後どのように変化するかは十分な検討が必要である。
動詞化しない場合、「萌え」を目的語にとる動詞は「感じる」が一般的である。これは、格闘家ブルース・リーの「(萌えを)考えるんじゃない。感じるんだ!」という発言に由来するとされるが、詳細は不明である。
余談であるが、英語ではmoe-moed-moed-moeingのように規則動詞として変化し、中国語では動詞活用変化はない。韓国語では모에하다, 모에하는, 모에할, 모에해요, 모에했습니다のように正則母音動詞の活用を取る。ドイツ語ではmoen-moete-gemoet。
ちなみに、口語では感嘆詞として用いられる場合も往々にして見られるが、現代日本では「感嘆詞としての萌え」=「オタクの代名詞」という考え方がマスコミによって広く宣伝されたため、使用を自粛する動きが見られる。よって、現在では以前に比べそれほど見られなくなった用法である。また、感嘆詞として萌えを用いる際は、言い切るように言うのではなく、若干語尾伸ばすようにして言うのが通例である。
派生語[編集 ]
萌えはまた、接頭辞的あるいは接尾辞的に用いられることがある。大抵、他の語と結びつく場合は直感的に意味が悟れる場合がほとんであるが、ごく稀に特定の語と結びつくことで、予想外に意味が変化する場合もある。以下に例を挙げる。
- 真空萌え
- 聞いた瞬間は何のことか分からないが、「萌え」を「燃え」と置き換えることにより、理解は深まる。置き換えると「真空燃え」となるが、実際に真空中で物質が燃焼するということは起こりえない(燃焼は酸素との結合であるため)。転じて、「萌えを感じる隙もないような所で感じてしまった、理解しがたい萌え」を示す言葉である。
- 工場萌え
- 工場の配管とかをオカズにできる変態趣味のこと。たまに工場で働くガテンのおっさんでいける人もいる。
- 留萌
- 日本の地方自治体の名前で唯一「萌」の漢字がある北海道の市。しかし実際は寒村で公務員業しか産業の無い過疎の町。
新語[編集 ]
2007年に秋葉原では、「アブラカタブラ〜〜!」と言う新語の使用が確認された、と言われる。しかし証拠に乏しく、本当に流行したのかは疑問視されている。
進化系[編集 ]
関連項目[編集 ]
- 萌え要素
- 萌え雑誌
- 萌え漫画の軛
- 萌え豚
- 萌え擬人化
- 萌え断
- 目玉の怪物
- 嫁 - 俺の嫁。
- 兄/弟/妹
- 従兄妹
- 近親相姦
- 幼馴染
- 蕩れ
- 萎え
- 萌やし - 漢字があまり知られていない。
- 萌え萌えキュン
- 超女の子
- 留萌市/恵比島駅(明日萌駅) - 留萌市は全国の地方自治体の名称で唯一「萌」を使用。なお、読みは「もえ」ではなく「もい」。アイヌ語地名が変形したためで、市名を「るもえ」などと読んだら馬鹿にされる。
- 留萌総合振興局 - 萌えキャラバスでその名を知らしめた「沿岸バス」は「留萌総合振興局」管内の羽幌町に本社がある。これは偶然か。
- メロンパンナのめろめろぱんち - 「萌え死」する可能性があり非常に危険である
- スベスベでツルツルな肌とほとんど黒目からなる円らな瞳をもつ萌えキャラ