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砂村光信氏 帝京大 強み押し出し先手必勝の2トライ 後半セットプレー重視で主導権握り返す

[ 2025年1月14日 04:41 ]

ラグビー 全国大学選手権決勝 帝京大33―15早大 ( 2025年1月13日 東京・秩父宮ラグビー場 )

<早大・帝京大>前半、トライを決める帝京大・青木(下)(撮影・吉田 剛)
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【砂村光信 視点】夏の練習試合や秋の対抗戦で敗れていた帝京大は、明大との選手権準決勝から先手必勝の姿勢が見て取れた。シーズン中もトレーニングを積んでフィジカルの進化を図っており、決勝でも序盤から強みを前面に出し、早めに自分たちのペースをつかんだことが大きかった。早々と2トライを取った後は力を過信して単発のプレーが増えたが、ハーフタイムで早大の速いラグビーに付き合わないことを確認したのだろう。

後半はボールを無理に回さず、セットプレー重視のスローな展開に持ち込み、主導権を握り返した。スクラムも前半は早めにボールを出したが、リザーブに回ったHO当真が出場後はペナルティー狙いで押したことが勝因だ。

早大は体格差がありながらも、タックルの強さと低さ、2人目の寄りの速さは光るものがあった。トライは2本ともラインアウトから生まれており、服部のロングキックが改めて大きな武器になることも証明した。先発は3年生以下が10人。来年度の巻き返しを期待したい。(元U―23日本代表監督)

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