[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

早大 5大会ぶりVならず 佐藤主将号泣「主将以外は勝っていた」

[ 2025年1月14日 04:43 ]

ラグビー 全国大学選手権決勝 早大15―33帝京大 ( 2025年1月13日 東京・秩父宮ラグビー場 )

<早大・帝京大>決勝を戦い終え、健闘をたたえ合う帝京大・青木(6)と早大・佐藤(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

夏合宿、秋の対抗戦で帝京大を破り、満を持して決勝に挑んだ早大だが、力及ばず5大会ぶりの優勝を逃した。鳴り物入りで入学し、1年からレギュラーを張ったものの、ついに4年間"荒ぶる"をつかめなかったHO佐藤主将は号泣。「自分たちが持っている力は全部出した。帝京の方が勝つ執念が上だった。主将以外は勝っていた。本当に申し訳ない」と責任を背負った。

今年度は絶対的な自信を持っていたスクラムで、前半1分の初回にペナルティーを取られると、全てが空転し始めた。昨春は日本代表に初招集され、あらゆるノウハウを学んでFW陣に落とし込んだ佐藤主将も「ヒットまでは良かったが、それ以降で崩れた」。0―14から2連続トライで2点差に迫ったが、後半はノートライに抑えられた。

昨年度の選手権は準々決勝で京産大に28―65で大敗。正月超えすら果たせなかった状況から新チームがスタートした時、大田尾竜彦監督は「そこから本当に日本一を目指せるのか、半信半疑だった」と振り返る。それでも佐藤主将自身が先頭で体を張り、対抗戦では17年ぶりに全勝優勝を飾った。

指揮官が「歴代でも本当に素晴らしい主将」と称えた佐藤主将をはじめ4年生の思いは、バックスを中心に主力がそろう後輩たちに引き継がれた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年1月14日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /