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島根原発2号機 再稼働&臨界到達 来年1月上旬の営業運転再開目指す

[ 2024年12月8日 04:42 ]

全国で唯一、県庁所在地に立地する中国電力島根原発。奥は松江市の市街地(2021年9月)
Photo By 共同

中国電力は7日午後、島根原発2号機(松江市、82万キロワット)の原子炉を起動し、再稼働した。島根原発は全国で唯一、県庁所在地に立地。30キロ圏には全国3番目となる約45万人を抱え避難の実効性が課題となる。

2号機は過酷事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型。同タイプとしては東北電力女川原発2号機(宮城県)が10月に再稼働し、島根2号機は2基目となる。

中国電は7日午後3時、制御棒を引き抜く作業を始め、原子炉を起動した。同日午後4時50分に核分裂反応が安定的に続く「臨界」に到達した。

今後、再び原子炉を停止して、原子炉格納容器内の機器から蒸気の漏れなどの異常がないかどうかを点検。複数回の起動を繰り返した上で12月下旬に発送電を開始し、翌1月上旬の営業運転再開を目指す。

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