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J1札幌 ミシャ監督今季限りで退任も――クラブは年内続投を異例の発表

[ 2024年5月30日 06:00 ]

クラブから今季の続投が発表された札幌・ペトロヴィッチ監督(右)
Photo By スポニチ

降格圏に沈むコンサドーレ札幌は29日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)の"今季限りの続投"を発表した。就任7年目となる今季はここまで2勝5分け9敗で勝ち点11の19位。J2降格回避へ、解任の可能性が高まっていた中で、クラブは指揮官交代ではなく、クラブをJ1に定着させた名将と"心中"する道を選んだ。

三上大勝GMはクラブ公式HPで「クラブは、今シーズンの最後までミシャ監督と戦う決意をしました」と切り出し、選手の意見を聞いた上で「このスタイル、ミシャ監督で継続してやっていくことがJ1残留につながる」との結論に達した。また「今シーズンをクラブとミシャ監督との集大成として考えています」と来季は契約を結ばない意向も示唆した。

今季は昨季の主力だったMF金子拓郎(ディナモ・ザグレブ)やFW小柏(FC東京)、ともにC大阪へ移籍したMF田中駿汰とMFルーカスが抜け、毎年のことながら開幕からケガ人が続出し苦しい戦いを強いられてきた。5連敗後の4月6日の第7節G大阪戦で、ようやく今季初勝利を挙げたが、チームはその後も勝ち星が遠く、直近も2連敗中と降格圏での戦いが続いている。

だからこそ同GMは「選手たちを信じつつ、クラブができることとして、より競争力を高め、J1残留につなげるための選手補強も検討しています」と苦境の脱却へ補強についても触れた。この決断を起爆剤に、まずは次節6月2日の東京V戦(味スタ)で3戦ぶりの白星を狙う。

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