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桂雀々さん月1回出演のラジオ番組も追悼 近藤アナ「車いすで治療できるまでになったと聞いてたのに」

[ 2024年11月22日 12:54 ]

桂雀々
Photo By スポニチ

落語家・桂雀々(かつら・じゃくじゃく、本名・松本貢一=まつもと・こういち)さんが20日に死去した。64歳だった。雀々さんが月1回(木曜)のレギュラーを務めていたMBSラジオ「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」では、パーソナリティーの近藤光史フリーアナウンサー(77)が追悼した。

「実は前日に訃報を受けていた」という近藤アナ。「雀々がそんなに早く逝くと思わんかったから...」と驚きを口にした。

「先月、ゴルフ行くときに体調壊して、病院で治療すると。救急車で運ばれたっていうから相当アカンのかと思ったけど、"車いすに乗って治療できるぐらいまでにはなったから"と、今月になって連絡があったから、ほな心配ないと。今月の出番はないけど、来月はいけるなあという話をしてたのに...。報道にもあったけど、急死した」と明かした。

「雀々君は、落語聞いたら迫力あるし、師匠の枝雀さんの舞台と一緒で落語やのに座布団の上からおりたりとかむちゃくちゃなことよくやってたんですけど、でもそれが面白い。枝雀さんの後をとれるのは雀々君やなと話してた」と近藤アナは振り返った。

「もっともっと見たかった。これからが楽しみやった。60過ぎて本物の芸が見えてくるのでね。結局はたっぷり見ることもできずして亡くなられた。独特の解釈と表現方法で古典をやってくれた。これはお手柄やと僕は思う。枠から外れた落語家が少なくなっていくと心配したりする」と吐露。「公私ともにお付き合いいただいて、面白い人だったんですよほんまに。うちのメンバーがひとり減った...」と惜しんだ。

この日のゲスト・ほんこんも「1回しゃべったことがある。すごい芸人独特の圧みたいなのがあった。一方的にしゃべるねん。サザンの桑田さんとも親交があったりね」と、芸人らしさと人脈の広さに驚いたようだ。

雀々さんは、関係者によると10月下旬、茨城県内でのゴルフに行く途中に倒れ、救急搬送され入院した。いったん回復しリハビリをしていたが、今月に入り再び体調を崩していた。今月15日には所属事務所が「持病の糖尿病により、現在入院加療中です」とファンに報告。年内出演予定の落語会を全て休演していた。

また22日、所属事務所は雀々さんの死去を発表し、死因について糖尿病からの肝不全と説明した。

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