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テレビ朝日 世界水泳から撤退へ 01年から数々の名場面放送も...放映権料などの高騰に円安重なり

[ 2024年11月1日 04:50 ]

03年7月、水泳世界選手権バルセロナ大会の男子平泳ぎで2個の金メダルを獲得し、笑顔でお披露目する北島康介
Photo By スポニチ

テレビ朝日が水泳の世界選手権「世界水泳」の中継から撤退することが31日、分かった。同局は本紙の取材に「来年のシンガポール大会は放送させていただく予定です」と答えたが、2026年以降の撤退については否定しなかった。

1973年に始まった世界水泳は、五輪に次ぐ権威のある大会。不定期で行われ、これまで21大会開催されてきた。同局は、初の日本開催となった01年の福岡大会から今年のドーハ大会まで計13大会を中継してきた。

B’zの「ultra soul」がテーマソングとして広く浸透。03年のバルセロナ大会で男子平泳ぎの北島康介氏(42)が100メートル、200メートルともに世界新(当時)で2冠を達成した瞬間など、多くの名場面を伝えてきた。01年からメインキャスターを務める松岡修造氏(56)の熱い声援もおなじみだった。

四半世紀近くにわたって親しまれてきた世界水泳中継からの撤退。放映権や制作費の高騰に円安が重なったことが背景にあるとみられ、民放関係者は「契約を更新しなかったと聞いています。テレ朝としても苦渋の決断だったのでは」と話している。

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