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上方歌舞伎の俳優・片岡千壽らがインバウンド向け歌舞伎公演開催「今まで見たことのない新しいものを」

[ 2023年12月27日 16:12 ]

インバウンド向けの新たな歌舞伎公演に意欲を見せる片岡千次郎(左)と片岡千壽
Photo By スポニチ

関西を拠点に活躍する歌舞伎俳優の片岡千壽(せんじゅ=42)、片岡千次郎(42)が27日、大阪松竹座で「Night KABUKI」(同劇場で来年1月22〜28日)の取材会を行った。

海外からの観光客に人気の大阪・道頓堀に建つ劇場らしく、インバウンド向けや歌舞伎初心者へのガイド的な公演で、通訳付きの解説「歌舞伎のみかた」と笑いをちりばめた舞踊「操り三番叟(あやつりさんばそう)」の2本立て。2人は「やる気に満ちあふれています」(千壽)、「気合十分です」(千次郎)と力を込めた。

解説を担当する千壽は「ホームでもある大阪で公演を任せてもらえる責任。"歌舞伎っておもしろいんだな"と思ってもらえるような、今まで見たことない新しいものができれば」と話しながら、同時通訳が入るとあって「ついつい余計なことを言いがちなので、台本通りに話すよう、気をつけます」と笑わせた。観客参加型でもあり、刀を持っての立ち回りや、豪華な衣装を着た女形との撮影タイムも検討中という。

三番叟(さんばそう)を担う千次郎は「この大劇場で、1月から三番叟を踊らせて頂けるなんて奇跡に近い。これを次につなげたい」と個人としての飛躍も誓った。

2人は故・坂田藤十郎さんや、片岡秀太郎さんが心血を注いだ「上方歌舞伎塾」の第1期生。千壽は「15歳で初めて歌舞伎を見て、その美しさと三味線の音色、男性が女形を演じることの驚き。すべてが衝撃だった」と振り返り「自分が味わった感動を皆さんにも味わっていただきたい」と結んだ。

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