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「どうする家康」今度は第13話"赤子の茶々"超ロングパス「想像の斜め上」家康の文&桜再びにネット涙

[ 2023年12月15日 10:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第47話。桜が舞う中、徳川家康(松本潤)は...(C)NHK
Photo By 提供写真

嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月10日、第47話が放送された。話題のシーンを振り返る。

<(注記)以下、ネタバレ有>

「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

第47話は「乱世の亡霊」。徳川家康(松本潤)がイギリス製大筒による攻撃を敢行し、難攻不落の大坂城は崩壊。茶々(北川景子)の妹・初(鈴木杏)と阿茶局(松本若菜)が話し合い、豊臣秀頼(作間龍斗)は大坂に留まるものの、城の堀を埋めることを条件に和議を結ぶ。しかし、乱世を求める荒武者たちが全国から大坂城に集まり続け、豊臣滅亡まで平穏は訪れないと、家康は再び兵を進める。そんな中、初と江(マイコ)は姉・茶々を止められるのは家康だけと訴え...という展開。

「大坂冬の陣」(慶長19年、1614年)の和睦、徳川VS豊臣の最終決戦「大坂夏の陣」(慶長20年、1615年)に至る経緯が描かれた。

幼き茶々(白鳥玉季)の"憧れの君"は家康だった。

柴田勝家(吉原光夫)が羽柴秀吉(ムロツヨシ)に敗れ、母・お市の方(北川景子)が自害した「賤ヶ岳の戦い」(天正11年、1583年)。家康は幼き頃のお市との約束を守れなかった。13歳の茶々(白鳥玉季)は「やはりお見えになりませんでしたな。見て見ぬふり」「徳川様は嘘つきということでございます。茶々はあの方を恨みます」「母上の無念は茶々が晴らします。茶々が天下を獲ります」――。勝手に膨れ上がった憧れは憎悪に変わった。

家康は茶々に直筆の文をしたためた。

「茶々殿、赤子のあなたを抱いた時の温もりを、今も鮮やかに覚えております。(第13話の回想)。そのあなたを、乱世へ引きずり込んだのは、私なのでしょう。今さら、私を信じてくれとは申しませぬ。ただ、乱世を生きるは、我らの代で十分。子どもらに、それを受け継がせてはなりませぬ。私とあなたで、すべてを終わらせましょう。私の命は、もう尽きまする。乱世の生き残りを、根こそぎ引き連れて、滅ぶ覚悟にございます。されど、秀頼殿はこれからの世に残すべきお人。いかなる形であろうとも、生き延びさせることこそが、母の役目であるはず。かつて、あなたの母君がそうなさったように」(老いた家康も桜が舞う中)

茶々の心は戦回避へ揺れ動いたものの、決断を愛息に委ねた。母に"英才教育"された秀頼が覚醒。「共に乱世の夢を見ようぞ!」――。

終盤を迎え"ロングパスの伏線回収"が続く中、今度は第13話「家康、都へゆく」(4月2日)から。桜が舞う中、お市と再会した家康は赤子の茶々を抱き「お市様によう似ておいでじゃ」。コンフェイト(金平糖)をお市にあげると、お市は阿月(伊東蒼)の口に入れ「甘かろう?いつもよう働いてくれている褒美じゃ。遠慮なくお食べ」――。

SNS上には、この時から"45年後の悲劇"へ「鬼フラグ」などの声が上がっていたが、今回も「あの時、まさかここまでつらく、重い話になるとは思わなかった」「赤子の茶々を抱いた時と同じように桜が舞うのか...巧すぎるよ、古沢さん」「赤子の茶々をあやす回想がここで入るなんて...のちに必ず回収されるとは思っていたけど、想像の斜め上。時は流れ、何と儚く切なく苦しい桜なの...茶々への文は殿の真心で、まるでお市様に宛てたよう(涙)」「家康の手紙に感動しました。散る桜花は家康の涙に見えました」「赤子のあなたを抱いた時...の茶々様の表情が最高だった」などの投稿が相次いだ。

次回は最終回(第48話)「神の君へ」(12月17日)が放送される。

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