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車いすアイドル、駅のエレベーターで中年男性から信じられない暴言が...トラウマ「そんな人がいるなんて」

[ 2023年10月5日 09:53 ]

猪狩ともか
Photo By スポニチ

アイドルユニット「仮面女子」の猪狩ともか(31)が、5日までにYouTubeチャンネルを更新。エレベーターで起きた恐怖体験を明かし、反響を呼んでいる。

東京都文京区の湯島聖堂で2018年、倒れた看板の下敷きになり、下半身の運動機能を完全に失う障がいを負った猪狩。現在は車いすを活用し、アイドル活動を続けている。

この日の動画では「車いすインフルエンサー」中嶋涼子とコラボ。2人は東京・新宿駅のサブナード付近に地上へ出るエレベーターがなかったことを明かし、「エレベーターがないと私たち動けないんだなって、悲しくなるよね」と共感し合った。

猪狩は「私たちにとって、エレベーターってめちゃくちゃ生命線」といい、そんなエレベーターで起こった「忘れられない2度の恐怖体験」を回顧。まず一度目として、駅のエレベーターを利用しようと並んでいたときの出来事を振り返った。

その時、猪狩の前に一人の男性が待っていた。エレベーターが到着し、男性が乗り込んでから自分も乗り込んだところ、その男性は「チッ」と大きく舌打ちをし、エレベーターから降りてしまったという。

そのエレベーターは「4〜5人乗れる」広いタイプだったため、怒る理由が分からず、「一人で乗りたかったのかな?」と思った猪狩は、そのままエレベーターで下の階に降下。すると、先ほどの男性が階段で先回りし、猪狩の到着を待ち伏せしていたという。

そして降りた猪狩に対し「お前、あとから乗って来いよ!」と叫びながら壁を殴り、猪狩に対しブチギレ。「めっちゃ怖かった...」と、当時の思いを振り返った。

続けて「山手線の、車いすスペースに乗っていた」時の出来事を回顧。そこにお婆さんが乗ってきて「ごめんね、私、足が悪いから、そこどいてくれる?」と言われたという。「えっ」と思いながらも、スペースを譲った猪狩。そのおばあさんとは降りる駅が同じで、おばあさんが乗り込んだエレベーターに後から乗り込んだところ、猪狩のつま先が"コツン"と当たってしまった。

するとおばあさんは「痛い!!」と大騒ぎ。足先がチョンと当たっただけだけどな...と思いつつ、猪狩は謝罪。するとおばあさんは「すみませんじゃないわよ!足が化膿したらどうするのよ!」と、猪狩を責め立てたという。

さすがに猪狩も"ムッ"としたため、エレベーターの中央を陣取るおばあさんに対し「では、もうちょっと前に行ってください」と指摘したところ、十分なスペースがあるにも関わらず「これ以上いけないわ」と逆ギレ。口論に発展してしまい、猪狩は「それから一時期、人とエレベーターに乗るのが怖くなってしまった」と吐露した。

中嶋も、駅の狭い駅のホームで少しだけぶつかってしまったおじさんに「ふざけんな、お前みたいなクズがいるからこの世の中ダメなんだよ」とキレられたことがあると告白。「すみません」と謝りながら先に進もうとしたところ、そのおじさんは叫びながら追いかけてきたという。

「でもみんな関わりたくない感じで、誰も何も言ってくれなかった」と、助けを求めた駅員でさえも、業務を理由に何も手を貸してくれなかったと吐露。電車の中まで叫びながら追いかけてきたおじさんは、車内で誰かに取り押さえられたというが、「本当にやばかった」と説明。2人は「やっぱり優しい人の方が多いですけど...だからこそ、そういう人が際立つよね。何年も忘れられない」と、トラウマとなってしまうほどの体験を打ち明け、視聴者から「ともかちゃんと涼子さんがこれからエレベーターで出会う人がやさしい人達だけでありますように」「どこの地域にも変な人は居ますね」「女性だからとかあるかもしれないですね」「びっくりするような人間が居るのですね」と心配の声が寄せられた。

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