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藤井棋聖、3連勝で2冠王手 杉本師匠が分析「持ち前の精神力の強さ見せた」

[ 2020年8月6日 06:00 ]

将棋の第61期王位戦7番勝負第3局第2日の対局を終えた藤井聡太棋聖(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

挑戦者の藤井聡太棋聖(18)が5日に神戸市北区の中の坊瑞苑(ずいえん)で行われた第61期王位戦7番勝負第3局の2日目、防衛を目指す木村一基王位(47)との激しい戦いを制し、無傷3連勝で2つ目のタイトル奪取に王手をかけた。

藤井の師匠、杉本昌隆八段(51)は5日、2冠に王手をかけた第3局について「持ち前の精神力の強さを見せた」と分析した。

「土居矢倉」に「雀刺し」と古風な指し回し。これには「先達に学び、積み上げてきた歴史へのリスペクトを感じ取った」と語った。終盤の悪手で形勢が傾きかけたが「木村王位がすさまじい受けを見せていた。この妙技が悪手を誘った」と指摘した上で「藤井聡太も人間なんだと思った」と振り返った。それでも立て直した愛弟子に「これまでも苦しい局面を乗り越え勝ち星を重ねてきた。今日も精神的な強さが発揮された」と振り返った。

次局は2冠へ挑戦。「結果的に3連勝したが、木村王位の2勝1敗でもおかしくない一進一退の状況が続いている」と激戦を予想した。

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