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吉村府知事 うがい薬買い占め「いつ発表しても起こる」 研究は「つぶすんじゃなくて温かく見守って」

[ 2020年8月6日 16:47 ]

大阪府の吉村洋文知事が6日、日本テレビ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜後1・55)に府庁から中継で生出演。新型コロナウイルスの感染拡大防止にポビドンヨードを含むうがい薬が有効だとする4日の発言について釈明した。

感染患者のうち、ポビドンヨードを含むうがい薬を使っている人の退院が早かったため、5月上旬に医師から「本格的に研究したい」と相談を受け、「極秘に研究を進めてきた」と経緯を説明。「7月31日に第一の研究結果が出たので公表しましょう」と今月4日の記者会見に踏み切った。

新型コロナウイルスに対して「有効な薬も無い。ワクチンができる状況でもない。感染が広がって来るという状況の中で、ポビドンヨードによるうがい薬の"可能性"が一つ研究として見出されたのであれば、この段階で発表するべきだと判断しました」と強調。「可能性」については、「人にうつすことを防ぐ、感染拡大を防ぐことが出来るんじゃないか」とみており、「予防薬ではない」と念を押した。

会見以降、全国のドラッグストアで品薄が続き、転売などで定価で約1000円の商品が6倍ほどの価格がつく騒動については、「買い占めはいつの段階で発表しても起こると思います」と回答。会見の数日前には、ポビドンヨードによるうがい薬を取り扱う「大手の企業(製薬会社)には増産をするようお願いしてます」とも。

「僕は今、批判を受けている方が大きいですし、それも受けようとは思いますが、この可能性は追求していこうと思います。感染の拡大を防ぐ一つの"新たな武器"としての可能性はあると思ってますし。(武器は)今、何もないんです」とし、研究について「つぶすんじゃなくて温かく見守ってください」と呼び掛けた。

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