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ロンブー淳 命断つ行為から救える手立てを...「死を思いとどまることにも使って」遺書動画サービス公開

[ 2020年8月6日 12:10 ]

遺書動画サービス「ITAKOTO」のオンライン記者発表会で公開された動画でサービス内容を説明する、「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳
Photo By 提供写真

お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(46)が6日、オンラインで行われた、遺書動画サービス「ITAKOTO」記者発表会に出席した。

遺言を収めた動画を共有する、SNS時代の新アプリサービス。死者からの言葉を伝える仲介人「いたこ」と番組のロケをした際、その力に感銘を受けたといい、数年の構想を経て実現させた。

20歳のころから、母に「延命はしないで」と言われ続けるなど、独特の死生観を持っており、現在、慶大大学院では遺書や死について研究中。運営会社のCEO(最高経営責任者)を務める。「誰でも"死ぬ気"になってやれることが遺書だと思う。自分に向き合った時に、何を大切にしているのか、気付きを得る人が相当多い」と期待した。

SNSの誹謗中傷などで、自ら命を絶つ人が話題になることが多くなった。研究で多くの遺書を見てきたという田村は、「どんなにつらくても、大切な人のために生き続けるのはどれだけ尊いか、いろんな人の遺書を見て感じている。自ら命を絶つ行為をする前に、救える手立てはないか?このサービスで自分と向き合った時に違う新たな考えが浮かんで、死を思いとどまるということにも使ってほしい」と熱弁。「死ぬために書くんじゃなくて、生きるために書くというふうに、概念を変えたいと思っている」と語った。

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