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志村けんさんは"演出の鬼"だった 川上麻衣子「大御所の映画監督並みの怖さでした」

[ 2020年6月3日 12:26 ]

NHK連続テレビ小説「エール」で朝ドラはもちろん、最初で最後のドラマ出演となった志村けんさん
Photo By スポニチ

女優・川上麻衣子(54)が2日深夜放送のフジテレビ系「志村友達」(火曜深夜0・55)にゲスト出演し、3月に新型コロナウイルスによる肺炎で死去した志村けんさん(享年70)のコントにかける執念を感じたエピソードを明かした。

川上は「変なおじさんTV」など、数々のコント番組で志村と共演した。一見、アドリブに見える芝居も「一字一句、ちゃんと台本通りですね」と、志村が考えたシナリオ通りに演じていたという。「芝居以上に細かかったですよ、志村さんの演出は。酔っ払いのコントがあって、つまずいたりとか、すごい飲んじゃって転んじゃって。本人はそこだけんなんですけど、『どうしてそこまで飲まなきゃいけなかったのかを考えないと絶対ダメ』っていうのはすごく言われました」と、志村さんの執念を感じるエピソードを披露。さらに「大御所の映画監督並みの怖さでしたね、演出は」とも付け加えた。

それを聞いたMCの「千鳥」大悟(40)は、「志村さん、何もない日もあれくらい飲んでましたけどね」と、天国の志村さんをいじっていた。

志村さんがいると収録自体はスピーディーに進むことが多かったという。収録時間について聞かれた川上が、「そんなに時間がかかった記憶はない」と答えると、「アンタッチャブル」柴田英嗣(44)は「僕らの時も早かった。コントも」と応じた。気心知れた制作陣とのあうんの呼吸が成立した現場だったようで、大悟は「スタッフさんも一緒にやってたのが長いというのはあった」と語った。

川上も「たまにロケとかでもご一緒する時があったんですけど、基本、志村さんと一緒の時は早い。志村さん、飽きっぽいというか、あまり待つの好きじゃないんですよね。『もういいだろ』って」と続いた。大悟も思い当たるふしがあるようで、「2時間特番で『まだ2時間回してないっすよ。フル尺で使っても足りませんよ』くらいで、『もういいだろ』って言ってました」と、志村さんのせっかちエピソードを明かした。

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芸能の2020年6月3日のニュース

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