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選手1人あたり年平均10回検査 禁止薬物使用は全体で2件、大リーグ機構が薬物防止の年次公開報告書発表

[ 2024年11月30日 07:57 ]

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大リーグ機構と選手会が29日(日本時間30日)に、薬物防止・治療プログラムの管理者であるトーマス・M・マーティン博士による年次公開報告書を発表した。大リーグ公式サイトが報じた。

24年の報告期間は、昨オフシーズンの開始から今年のポストシーズン終了までを対象としており、40人枠のロースターに登録されている選手による禁止薬物使用が2件見つかった。いずれも筋力増強薬による陽性反応だった。

この期間中、合計1万1609件の検査が実施されたが、これはプログラム史上2番目に多い検査数。40人枠の選手1人あたり年間平均で約10回の検査が行われている。

検査内容は、9455件の尿サンプルによる筋力増強薬、覚醒剤(アンフェタミン、エフェドリンなど身体や精神を一時的に活性化させる薬物)、DHEA(パフォーマンス向上や筋肉増強を目的として使用されるサプリメント、過剰に摂取すると副作用を引き起こす可能性がある)、利尿剤(尿量を増加させ、筋力増強薬や禁止薬物の代謝産物を尿中から速やかに排出し、検出を困難にする)など隠蔽剤、薬物乱用(医療目的ではなく、主に快楽や気分の変化を目的に使用される薬物や物質の総称)の検査、さらに2154件の血液サンプルによるヒト成長ホルモンの検査が含まれている。

23年と24年の検査期間を合わせると、40人枠のロースターに登録されている選手の陽性反応は合計で3件だった。

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