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ドジャース・リポーターのワトソンさん 「好きなマルガリータは?」で知った大谷のユーモアセンス

[ 2024年11月2日 01:30 ]

キルステン・ワトソンさん(撮影・杉浦大介通信員)
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【SHO is the CHAMPION】大谷の世界一への道のりをさまざまな人物や角度から振り返る連載「SHO is the CHAMPION」。第2回はドジャース戦を独占放送するスポーツ専門局「スポーツネットLA」のリポーター、キルステン・ワトソンさん(30)。1年目のほぼ全ての会見に立ち会ってきたからこそ分かる、大谷の素顔を語った。(取材・杉浦大介通信員)

ほぼ全ての会見で大谷の隣に立ち、いの一番に質問をぶつける。身長1メートル93の大谷に対し、1メートル86のワトソンさんは文字通り同じ目線で会話ができる。

「翔平という人間は一言では表現できないわ。Respectful(敬意のある)、Serious(真面目な)、Driven(意欲的な)、Kind(親切な)、Playful(おちゃめな)...。とにかく人を引きつけるの」

リポーターとして1年間、ドジャースに同行。元バレーボール選手で選手からの信頼が厚く、キャンプ中にはベッツと短距離競走する場面もあった。スタートで豪快にフライングを決め、そばにいた大谷に「Cheater!(ずるをした)」と大笑いされていた。

大谷との忘れられないやりとりがある。5月5日。メキシコ系米国人の文化を祝う祝日「シンコ・デ・マヨ」とあって選手たちに「好きなマルガリータは?」と聞いて回っていると、ベッツがストロベリー風味などと答える中、大谷は「ピザ」の珍回答だったという。

マルガリータはカクテル、マルゲリータはピザで、1文字違い。「そうじゃなくて、飲み物の話よ!」と返すと、大谷は「分かっているけど、僕はマルゲリータピザが好き」と回答。「あれはいい答えだった。そこで私は彼にはユーモアのセンスもあることにも気付かされたの」と笑みを浮かべた。

「来年、翔平は投手復帰し二刀流に戻る。これまでも素晴らしい投手だったけど、次に何を"目撃"できるのか楽しみ」。ド軍は来年3月18、19日に東京ドームでカブスと開幕シリーズを戦う。もちろんワトソンさんも来日予定で「日本を訪れるのが今から楽しみ」と心待ちにしていた。

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