NETIS登録番号: KT-070009-VR
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技術の概要
軟弱地盤対策の工費及び工期の縮減策として、地盤改良の低改良率化は極めて有効な手段であり、ALiCC工法はその1つとして現場に適用される事例が増えています。従来は盛土直下を全面にわたって密に改良体を構築する場合や、盛土のり面下は密に改良体を構築するが盛土中央部ではドレーン工法による圧密促進を併用する工法が採用されることが多くありました。ALiCC工法は、盛土内に発生するアーチ効果を考慮することでセメント系改良体と未改良地盤に作用する盛土荷重を合理的に評価し、従来工法よりも大きな間隔で改良体を配置することができる設計法です。盛土直下に改良体を全面的に均等配置することにより、盛土の沈下量、不同沈下を抑制しつつも、コスト縮減や工期短縮も図ることができます。
< 改良体にかかる荷重イメージ>
(アーチ効果)
(アーチ効果)
従来工法(全面改良方式)
従来工法(ドレーン工法併用)
ALiCC工法
< 従来工法との比較>
-クリックで画像を拡大できます-
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適用の効果
1) コスト縮減
2) 工期短縮
3) その他
適用条件
適用上の留意点
動画
< ALiCC工法(低改良率セメントコラム工法)>
(FLV形式動画(18.5MB), 8:29)
(FLV形式動画(18.5MB), 8:29)
適用実績
| 年度 | 導入現場 | |
|---|---|---|
| 平成19,20,21年度 | 勝部川河川堤体地盤改良 | 鳥取県 |
| 平成19-20年度 | 大磯・塩津地区河川堤体地盤改良 | 国土交通省 |
| 平成20年度 | 東津田地区盛土地盤改良 | 鳥取県 |
| 平成20-22年度 | 一日市地区河川堤体地盤改良 | 国土交通省 |
| 平成21-22年度 | 国道8号米原バイパス地盤改良 | 国土交通省 |
| 平成22,23,24,25年度 | 塩見川河川堤体地盤改良 | 鳥取県 |
| 平成23年度 | 一般県道地盤改良 | 石川県 |
| 平成23,24年度 | 国道178号地盤改良 | 鳥取県 |
| 平成24,25年度 | 国道57号地盤改良 | 国土交通省 |
| 平成25年度 | 国道178号地盤改良 | 兵庫県 |
| 平成25年度 | 雲出野田バイパス地盤改良 | 三重県 |
等、合計 118件(73万m3) (H27.12現在)
表彰等
共同開発者
問合せ先
国立研究開発法人 土木研究所
地質・地盤研究グループ 施工技術チーム :TEL 029-879-6759
地質・地盤研究グループ 施工技術チーム :TEL 029-879-6759
ALiCC 工法研究会事務局 (株式会社 不動テトラ 内)
:TEL 03-5644-8569