化学品の物流における事故、災害を防止するために化学業界では、陸・海・空の輸送における危険有害性を有する化学物質の種類及び量の増加、輸送形態の多様化等に対応するとともに、国内外の法規制動向等の把握に努め、危険物輸送の適切な管理及び非常時の措置を推進しています。

海上輸送

危険物の海上輸送に関する国際機関の関連会議に参加し、国際動向把握と会員意見を反映すると共に、関係先より得られた情報を速やかに日化協会員と共有しています。

航空輸送

危険物の航空輸送実務における疑問に航空危険物の専門家がお答えする「危険品貨物情報室(DGIO)」を運営しています。

危険品貨物情報室(Dangerous Goods Information Office:DGIO)

  • 危険品航空輸送実務に関する情報及び助言の提供
  • 会員制(業種を問わず入会可能です)
  • 営業時間:10:00〜17:00(11:50〜12:50を除く)
  • 入会のお問い合わせ先:(一社)日本化学工業協会 環境安全部 濱田
    TEL:03-3297-2568 e-mail : shamada★jcia-net.or.jp(★を@に変えて送付ください)

陸上輸送

物流安全管理指針

物流安全管理は、関係する事業者が多岐に関わるため、各事業者の安全管理体制の整備はもちろん、総合的な安全管理システムの整備がきわめて重要です。

日化協では、事業者が、物流に関する輸送手段・輸送状況及び安全性情報の管理並びに事故時の措置の周知徹底を図り、従業員と市民の安全及び健康の確保並びに環境を保護するための総合的な物流安全確保を推進することを目的として「物流安全管理指針」を策定しました。

この度、平成24年度のGHS導入促進を目的とした化管法SDS省令の改正、平成31年4月1日に「商法第572条(危険物に関する通知義務)」が施行されたこと及び「北米緊急時応急措置指針ERG2024」の改訂に伴い本指針を改定しました。また、「イエローカード運用要領」及び「容器イエローカード(ラベル方式)運用要領」について、作成方法及び作成例を充実させて、より活用しやすいものに改定しました。

是非ご活用ください。


(イエローカードの書式は以下)

イエローカードに関するお問い合わせ先:

(一社)日本化学工業協会 環境安全部 番場
TEL:03-3297-2568 e-mail:hbamba★jcia-net.or.jp(★を@に変えて送付ください)

イエローカード様式.pdf イエローカード様式.doc

[ERG 2024版]危険物輸送のための緊急時応急措置指針 容器イエローカードへの適用

本書は、化学物質の容器輸送における緊急時対応のための「イエローカード」制度を補完する「容器イエローカード」制度への適用のため、2024年度版北米緊急時応急措置指針を翻訳したものです。指針は、化学物質を危険性により分類し、対応する緊急時の応急措置を60余に類型化して記載したもので、指針番号ごとに示されています。国連番号あるいは品名リストから指針番号が検索できるようになっており、容器ラベルに指針番号と国連番号を追加表示することにより、万一の事故の際の応急措置の情報を提供することができます。

  1. 書籍名称:[ERG 2024版]危険物輸送のための緊急時応急措置指針 容器イエローカードへの適用
  2. 出版日:2025年3月14日
  3. 商品ページ:https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0100/index/?syohin_cd=302010
  4. 編集:一般社団法人日本化学工業協会/発行:一般財団法人日本規格協会
  5. 体裁/価格:体裁:A5 262ページ 価格:4,950円(税込)