平成24年5月21日(月)午前8:30頃から、システム障害のために当サイトは運用を停止しておりました。翌22日午前8:30に復旧いたしました。閲覧者の皆様には、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
1.障害概要
サーバ環境の提供先であるデータセンターにおける局内ネットワーク障害、およびそれに伴うストレージの障害により、システムを構成する各サーバ間の通信が取れなくなったこと、およびシステムの一部の混乱。
2.修復
局内ネットワーク障害は、21日午後に復旧した。その後、ストレージの修復・システム再構築を行い、22日午前7:30にシステムの復旧が確認された。データの最終確認のあと、8:30に公開された。
3.事後対策
データセンターの稼働率は99.9%で契約しているが、不測の事態に対応するために同一データで代替サービスを行うサーバの構築を検討する。
以上
平成24年3月25日(日)に発生した、感染研および栄養研が共用で使う公式Webサーバシステム "www.niid.go.jp"で発生した不正アクセスとWebページの改竄について、ここに報告いたします。
1.不正アクセスの概要
発見日時:3月25日(日)午後4時頃
被害内容:http://www.niid.go.jp/index.html
発見経緯:
改竄されたWebサイトを検索・報告するサイトに、25日朝から本件を含む日本の複数のサイトが登録されたことを、同日3時ごろ内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)が発見、厚生労働省統計情報部を通じで国立感染症研究所へ情報提供されました(午後4時ごろ)。直後に情報セキュリティ管理者のもとに連絡が届きました。直ちに、リモートでサイトの情報提供を止めるとともに、www.niid.go.jp の接続先を1週間前に更新を停止した旧サイトに戻しました。その後、直ちにサーバ内の解析作業を進めました。
改竄されたサイト:
感染研・栄養研共通で使う、双方のトップページへのリンクのみが置かれたページが、以下の文言が書き込まれた黒地のページに書き換えられていました。
LatinHackTeam Ownz Your Box
..We Are..
infEkt - Adminp4nic - eCORE
Againts governments corruptions !!
your security.. get down !!
Follow us @LatinHackTeam @infEkt1
2.不正アクセスの経路解析結果
3.システムの問題点と事後の対策
アクセス経路の解析から考えて、事件発生時のシステムには以下の問題がありました
そこで、今後の情報セキュリティ保持のために、以下の対策を施しました
対策実施後(3月30日金曜日)に、外部業者に依頼して脆弱性およびWebアプリケーションの検査を実施ししました。その結果、既知の脆弱性については見出せないという結果が得られています。
このたびは、本サイトの事件により、多大なるご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。このサイトは、現時点でできるかぎりの情報セキュリティ対策を施した上で再公開しております。また、今後は常時脆弱性のチェックとソフトウェアの更新に努めると同時に、データのバックアップ頻度をあげて、同一事象が起きた際の復帰時間の短縮に努めたいと考えております。
3月18日より、国立感染症研究所のWebサイトは大幅にリニューアルされました。新しいサイトでは、左側のメニューに感染症情報を疾病名ごとにまとめました。このメニューには、ほかにも当Webサイトの主なカテゴリが常に表示され、いつでも情報にアクセス出来るようになっています。また、 右側には疾病などの注目カテゴリごとに更新情報やカテゴリメニューが表示される機能もついています。サイト内検索は、検索フォームに文字を入力するだけです。
リニューアルに伴い、コンテンツのアドレス (URL)が大幅に変更されております。トップページのURL以外のほぼすべてのページは、 従来のアドレスでは閲覧できません。トップページ以外の従来の感染研ページ を読みたい方は、以下のサイトで提供しております。