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大気を調べる

ドップラーレーダ

電波で雲を調べる
パラボラアンテナから観測対象の雲に電波を発射し、雲の粒子にあたってかえってきた反射波を処理して、雲の中の風や雨滴・雪片の降水速度・量を測定します。そのデータから雲が発達するしくみや構造、雨を降らせる性質などを解析します。
[画像:ドップラーレーダ]
ドップラーレーダ

ラジオゾンデ

気球で高層の大気を調べる
ヘリウムガスを充填したゴム気球に、小型軽量の測定器(気圧、温度、湿度)と小型無線送信機を取り付けて飛ばし、高層の気象を観測します。ゾンデの位置はGPSを用いて測り、これにより風向、風速を測定します。データは研究目的に利用されるだけでなく、全球通信放送システムを通じて全世界に配信され、日々の天気予報に利用されます。
[画像:ラジオゾンデ]
ラジオゾンデ
[画像:センサー]
センサー


トライトンブイ

太平洋とインド洋の定点で大気と海洋を観測する
トライトン(海洋観測係留ネットワーク)は、エルニーニョやアジア・モンスーンなどの気候変動現象を解明するため、熱帯太平洋および東インド洋西部に展開された観測ブイのネットワークです。
トライトンブイでは風、気温、湿度、気圧、雨量、日射、海水の流れ、深さ750mまでの水温および塩分を測定しており、データはリアルタイムで近くの衛星によって送信され、世界中の研究者に供給されます。毎日の天気予報にも利用されています。
新しいトライトンブイ(m-TRITON)を開発し、2006年10月に「みらい」で設置しました。
[画像:トライトンブイ]
トライトンブイ
[画像:熱帯太平洋と東インド洋に計18基を設置]
熱帯太平洋と東インド洋の18点で計測を実施

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