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ハノーバーメッセに出展して独立行政法人 産業技術総合研究所 コンパクト化学プロセス研究センター 材料プロセッシングチーム長 蛯名 武雄
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【写真】
左:ハノーバーメッセに挑む蛯名チーム長
右上:ハノーバーメッセ会場
右下:粘土膜ブースを訪れた中野経済産業副大臣
世界最大級の産業見本市「ハノーバーメッセ2008」が、2008年4月21日から25日までドイツ/ハノーバー市で行われ、粘土を主成分としたガスバリア膜「クレースト」の展示を行いました。世界60カ国から5,100社が出展し、入場者数は20万人にも上りました。産総研からもロボット技術、材料、環境関連を中心に約30のシーズを展示しました。今年はパートナーカントリーが日本ということもあって、ドイツ/メルケル首相とともに安部前首相がオープニングセレモニーに出席したほか、中野経済産業副大臣が当センターのブースを訪れ、軽量ディスプレー用に開発した透明な耐熱フィルム、高性能ガスケット製品などを視察されました。
お国柄なのか、毎日夕方になるとどこかの展示会場が即席ビアホールとなります。そこに行けば誰でもビールにありつけます。中日には阿波踊りの一団が会場を練り歩きました。残念ながら飛び入りされる外国人の方はあまりいませんでした。
このような海外への積極展開が実を結び、これまでアメリカ、オーストラリア、イギリス、ドイツ、フランスへの粘土膜サンプルの提供を行いました。さらに複数のドイツ企業が仙台を訪れ研究会に会員登録するなど、継続的な連携を行っています。
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