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ホーム > 研究グループ > 海溝型地震履歴研究グループ

海溝型地震履歴研究グループ | メンバー紹介

海溝型地震は2011年東北地方太平洋沖地震のようにまれに巨大化し,大きな津波を発生させることがあります.そのような巨大地震は数百年以上の長いくり返し間隔を持つため,正確な規模や長期的な発生時期を予測するには,過去にどのような地震や津波が起きていたのかを数千年オーダーで遡って解明する必要があります.そこで海溝型地震履歴研究グループでは,歴史記録や地形・地質に記録された痕跡の調査から,過去の海溝型巨大地震の発生時期や規模を解明し,地球物理学的な検討を通して震源域・波源域を復元する研究を行っています.特に東日本大震災以降は最大クラスの地震や津波について,より具体的な上限規模を提示し,今後の想定に役立てることを目指しております.また各地で得られたデータについては,津波浸水履歴情報として公開していき,被害予測に貢献する成果を社会に提供いたします.

石巻平野における869年貞観地震と2011年東北地方太平洋沖地震における津波浸水域の比較.国土地理院発行5万分の1地形図「石巻」「松島」を使用.Sawai et al. (2012) のmodel 10に基づく.

和歌山県串本町の名勝橋杭岩周辺に散らばる漂礫群.これらは南海トラフ沿いの過去の巨大地震に伴う津波で運ばれたと考えられる.

グループメンバー紹介

グループ長 宍倉 正展 Masanobu Shishikura

地形,地質,史料などの証拠に基づいた古地震・古津波の研究を主にしています.特に離水海岸地形や隆起生物遺骸の年代,高度から過去の海溝型巨大地震の発生時期や地殻変動を解明することを専門としており,津波堆積物の調査なども行っています.このほか活断層などのアクティブテクトニクスにも興味を持って調査研究を行っており,これらの現場で得られたデータから地球物理学の専門家とともに震源のモデル化を目指しています.

HP: https://staff.aist.go.jp/m.shishikura/index.htm

上級主任研究員 澤井 祐紀 Yuki Sawai

化石分析に基づいて海水準変動を復元し,そこから海溝型地震の古地震像・履 歴を読み取ろうとしています.これまでは千島海溝南部や日本海溝南部を主な対象地域としてきました.また,比較研究として北米海岸や チリ沈み込み帯でも継続的に調査を行っています.最近は,古地震研究の成果の普及をめざし,地層のはぎ取り標本の貸し出しや研究結果 のウェブ公開についても取り組んでいます.

HP: https://staff.aist.go.jp/yuki.sawai/index_J.html

主任研究員 行谷 佑一 Yuichi Namegaya

史料に残された記述を解釈し現地調査を行うことで,歴史時代に発生した地震による津波の高さ,浸水域,地殻変動量,および被害の状況を明らかにする研究を行っております.こういったデータと津波堆積物の情報を基に,津波浸水シミュレーションなどを用いて対象とする地震のモデリングを行い,地震の規模解明に寄与できるよう努力しております.これまでに869年貞観地震や1703年元禄関東地震を対象としてきました.今後は千島海溝や南海トラフにおける海溝型地震津波を対象とし,地形学や地質学,堆積学などの分野と連携して,より詳細な海溝型地震の規模や履歴を明らかにしたいと考えています.

主任研究員 松本 弾 Dan Matsumoto

地層に残された古津波堆積物を対象に,堆積学的視点から過去の津波の履歴や規模を復元する研究を行っています.現在は三重県(伊勢湾内)を調査フィールドとしています.また古津波堆積物研究のモダンアナログとして,2004年インド洋津波や2011年東北沖地震津波のような現世の津波堆積物の調査・研究も行っています.今後は陸上だけではなく海底に形成された津波堆積物も調査対象にして,津波の履歴や規模だけではなく堆積物移動の全体像を把握していきたいと考えています.

HP: https://staff.aist.go.jp/dan-matsumoto/

主任研究員 谷川 晃一朗 Koichiro Tanigawa

沿岸平野の地層に残された過去の地震や津波の痕跡を,珪藻化石分析などから見つけ出し,地震・津波の履歴や規模を明らかにすることを目指しています.現在対象としている日本海溝北部から千島海溝沿いの地域だけでなく,今後は南海トラフや琉球海溝へも調査地域を広げたいと考え ています.また,津波堆積物の識別や津波の規模の推定をより精度よく行うため,完新世の海水準変動にともなう沿岸平野の成り立ちも研究していきたいと思います.

研究員 伊尾木圭衣 Kei Ioki

研究員 嶋田侑眞 Yumi Shimada

学術振興会特別研究員 篠崎鉄哉 Tetsuya Shinozaki

リサーチアシスタント 岡田 里奈 Okada Rina

テクニカルスタッフ 山口佳美 Yoshimi Yamaguchi

テクニカルスタッフ 田村明子 Akiko Tamura

テクニカルスタッフ 小山亮子 Ryouko Koyama

テクニカルスタッフ 加藤睦美 Mutsumi Katou


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