内定者がモチベーションの高い状態で
4月1日の入社式を迎えるためにすべきこと
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この連載ではこれまで「内定者フォロー」のあり方について解説をしてきましたが、今回でひとまず終わることにします。
内定式を終え、人事部門のみなさまは内定者フォローから、次年度の採用へとフォーカスが変わりつつある頃。しかし、内定者の気持ちの揺れは、秋から冬になっても起こり得る。適切なフォローをして、4月を迎えてほしいと思っています。
「働くことのリアル」を伝えることが
ミスマッチ解消につながる
内定者フォローについて、なにをどこまでやるかは、企業の考え方によります。
内定期間とはいえ学生の立場ですから、あまり負荷をかけるわけにはいきません。
その「ほどほどのところ」は、会社がそれぞれの考え方によって決めるべきでしょう。
ただ、「何もしない」ことが善だとは言い切れず、内定者が抱くときどきの不安や戸惑いには、きちんと答え、それを解消する必要があることは前にも述べたとおりです。
「内定をもらってもまだ就活を続けていましたが、人事の方がとても親身になった手紙をくれ、"ここでがんばってみようという気持ちになりました"」
そんな新入社員のコメントも第3回で紹介しました。
内定者フォローには、そのように「内定者の覚悟を決めさせる」効用もある、ということで、先輩社員がコミュニケーションを図ることは業種や職種の違いを超えて内定者の「やる気」を引き出す効果があることは間違いありません。
それは第1回で述べた「ミスマッチの解消(緩和)」というもうひとつの大きな目的にもかないます。
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