観光で行きたい都道府県ランキング2024【完全版】
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順位が急上昇したのは富山県と福井県
それぞれに見る「観光の最大の強み」
昨年と比べて全体的に順位の大きな変動が見られない中で、注目すべき上昇を見せた都道府県が、富山県と福井県だ。
まず、昨年19位から14位にランクアップした富山県(45.7点)は、2006年に日本初の新設LRTとして誕生した「富山ライトレール」の人気が高まっている。
田中社長は、「富山ライトレールは、駅周辺に総合ステーションを整備し、便利に乗り換えができるように進化した。観光客にとって、街の風景を楽しむ移動時間にもなっている。宇都宮芳賀ライトレール線が注目される中、富山ライトレールは先進的なモデルとして注目を集めている」と解説する。
次に、昨年39位から31位に順位を上げたのは福井県(39.0点)。順位を上げた背景には、北陸新幹線の延伸に加え、県独自の強みを活かした戦略がある。特に福井県立恐竜博物館が注目され、関連イベントが観光客の関心を引き、福井県の魅力を広めたと考えられる。
田中社長は、「福井県は、これまでの観光地とは異なり、恐竜というコンテンツを強調した観光施策を進めている。その結果として、認知度が高まり人気が上昇したといえる」と述べた。
茨城県が初の最下位脱出
転機となったキャンペーンとは
では、下位の都道府県はどうなっているのか。
2024年の最下位になってしまったのは、昨年46位の埼玉県(28.1点)だった。一方、46位にランクアップした茨城県(32.4点)は、2009年の調査開始以来、初めて最下位を脱出した。
茨城県の躍進の理由は、「体験大国いばらき」のキャンペーンが大きな影響を及ぼしている。茨城県の認知度向上に貢献し、特に「ひたち海浜公園」や復活したロックコンサート「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 」、アニメ関連のイベントが注目を集めた。
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