普通の人にできる超シンプルな「99点の投資法」とは?
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資産運用を始めると、つい「儲けてやろう」と欲張ってしまいがちだが、それはよくある落とし穴だ。資産運用において100点満点に近い「99点」をとる方法であれば誰でも実践できると述べるのが、通算300万PVを達成した人気記事の書き手Hayato Ito氏。普通の人が「99点」をとるには「市場平均を買うこと=インデックスファンドを買うこと」一択だという、その理由とは。本稿は、Hayato Ito著 『普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方』(日経BP)の一部を抜粋・編集したものです。
インデックスファンドは
どうして強いのか?
まずインデックスファンドが強い理由を説明します。インデックスファンドにもさまざまな種類がありますが、基本的には株式市場全体を「まるごと買う」ものです。個別の銘柄を分析したり選定したりすることなく、一切のバイアスをいれずに、「時価総額」に応じてすべての株式を保有します。
インデックスファンドを買うことで、資産運用の成績は時価総額加重平均=「市場平均」とほぼ同じになります。
長期的に見て、この市場平均に勝てる個人投資家はほぼいません。
なぜなら、株式市場の取引のほとんどは機関投資家というプロによって行われていますが、市場平均というのは、この巨大な専門機関のトップクラスたちが出した結果だからです。
われわれが株を買うとき、その裏で株を売っている相手は巨大な専門機関のトップクラスであり、われわれが株を売るときその裏で株を買っている相手もプロです。市場平均に勝とうというのは、われわれ「普通の人」が、情報も頭脳も分析力もすべてにおいて優れている金融のプロに勝とうとする行為です。
ちなみに、機関投資家自身も市場平均には勝てません。なぜなら、市場平均というのは彼ら自身だからです。
しかし、われわれ「普通の人」は、「市場平均を買うこと=インデックスファンドを買うこと」で彼らの成果をそのまま享受することができるのです。
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