飲み会に、三流は「イヤイヤ行く」、二流は「会を楽しむ」。では一流は?
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「正直、ビジネス会食なんて、面倒すぎる......」
ビジネスパーソンとして避けては通れないビジネス会食。直近の忘年会シーズンも、本音では「嫌い」「苦手」「行きたくない」という人は多いのではないだろうか。「実は、会食の捉え方をほんの少し変えるだけで格段にラクになる」そう語るのは「営業版・虎の巻」の『Sales is』を執筆したセレブリックス・今井晶也氏だ。『ビジネス会食完全攻略マニュアル』を執筆したyuuu氏とともに、今だからこそ学びたい「ビジネス会食完全攻略法」を聞いた。(構成=ダイヤモンド社・榛村光哲/執筆=菱沼美咲)
ビジネス会食って行かなきゃダメ?
――営業スキルを高めるためには、ビジネス会食の技も必要なのでしょうか?
今井晶也(以下、今井) もちろん重要です。正直に白状すると、僕も最初はビジネス会食が嫌いでした(笑)。昔はどちらかというと「接待」という形で強制的にやらされているという感覚で、相手のための苦行の時間という認識でやってましたね。
ただ、どこかで割り切ったんです。相手も楽しむし、自分も楽しむ、みたいな。最初は「相手に迷惑をかけないか」という心配がずっとあったんですが、いまは楽しんでやっています。
実は僕、社内では2次会をバックれることで有名なんです(笑)。しかも会社の飲み会ではいつもコーラを飲んでいます。お酒を飲まずに会食できるようになったのも僕にとって大きいかもしれません。昔はやっぱり結構飲まなければいけなかったじゃないですか。だから嫌いでした。立場が上がったからというのもあるかもしれませんが、今は全然飲んでいないですね。
yuuu 最近は「飲ませる=パワーハラスメント」みたいな文化が徐々に共通認識として持たれ始めている印象があります。飲まないからといって何か言われるわけでもなくなったから参加もしやすくなりました。
会食の辛いところって、翌日に響くところなんですよ。飲みすぎて次の日気分が悪かったり、起きれなかったりする。だから、「会食をすると仕事のパフォーマンスが落ちるのに」という苦しさがあったんです。ただ最近は、会食自体のハードルも下がっています。いい傾向にありますね。
「会食は成果を出すための"仕事"だ」と捉えよう
今井 それでも苦手で「めんどくさいな」と思う人は、「そもそも営業プロセスの中に組み込まれている」といったん捉え直してみるのがオススメです。
つまり「営業」「会食」のように分けず、今日のプレゼンは「対面」だな、今日は「ビジネス会食」のように、あくまで仕事の一環として捉えるということです。例えイヤな仕事でも、数字につながるならやりますよね。要は違いはそれだけだと考えること。これはビジネス会食も会社の忘年会も同じです。ここまでできて一流という感じだと僕は考えています。
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