日本の「タクシー王子」、ウーバーに勝つ
巨大市場に進出した米配車大手の野望をくじく
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【東京】米配車大手ウーバー・テクノロジーズは、世界最大のタクシー市場の一つである日本で「タクシー王子」に出し抜かれた。
川鍋一朗氏(52)は、約1世紀前に祖父が設立した日本最大のタクシー会社の会長だ。業界関係者によると、この「タクシー王朝」の御曹司は過去10年、170億ドル(約2兆4000億円)規模の日本市場でウーバーが有利な立場を得られないようにするために中心的な役割を果たしてきた。
川鍋氏はまず、認可された日本のタクシーでしか配車アプリを使えないようにするキャンペーンを展開した。その後、「GO」と呼ばれる独自のタクシー配車アプリを導入した。また、一部のタクシー会社は、ウーバーのパートナーにならないよう同氏から働き掛けを受けたという。
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