湖池屋が社運を懸けた「プライドポテト」、危機を乗り越え再ヒットした理由

会員限定
記事をクリップ
URLをコピー
記事を印刷
Xでシェア
Facebookでシェア
はてなブックマークでシェア
LINEでシェア
noteでシェア
湖池屋マーケティング部の社員たち湖池屋マーケティング部の社員たち。左から高戸万里那氏(「高」は正しくは「はしごだか」)、下阪紘平氏、野間和香奈氏 写真提供:清談社

メーカーにとって、世に出した商品はすべて血と汗の結晶。それらがユーザーに受け入れられれば、その感動もひとしおだ。老舗スナック菓子メーカー・湖池屋が2020年に発売し、人気を博している「プライドポテト」発売の裏には、自社のプライドを懸けた壮絶な戦いがあったという――。(清談社 真島加代)

大ヒットで欠品した
「KOIKEYA PRIDE POTATO」

老舗スナック菓子メーカー・湖池屋は、2017年に自社の新たなブランドラインとして「KOIKEYA PRIDE POTATO」(以下、PRIDE POTATO)シリーズを展開した。SNSを中心に爆発的に人気を集めたこの商品は、通常の商品開発よりも心血を注いだものだったという。

「『KOIKEYA PRIDE POTATO』は、新社長の佐藤章が就任するときに"新たな湖池屋を代表するポテトチップスを作る"というテーマを掲げた商品です。日本で初めてポテトチップスの量産化を実現し、湖池屋のものづくり精神を再び奮い立たせる象徴的な商品にしたい、という思いから名付けました」

湖池屋マーケティング本部マーケティング部次長の野間和香奈氏は、長年同社のマーケティングを担当し、スナック市場を深く理解している一人。そんな彼女を中心に、一大プロジェクトがスタートした。

あなたにおすすめ

特集

アクセスランキング

  • 最新
  • 昨日
  • 週間
  • 会員

最新記事

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /