どれくらいの「不労所得」があればリタイアできるのか
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サラリーマンの中にはいくら頑張って働いても収入は増えないし、明るい未来はまったく見えてこないと感じている人が多くいるようです。努力が報われない社会ほど人を失望と不安におとしいれるものはありません。日本人がこんなにも不幸に感じるのは、単に学校でお金の教育をしないからです。コロナ後の社会や資本主義社会を生きる私たちにとって、もはやお金の正しい知識なしでは生きていくことはできません。『サラリーマンを辞めて月100万円で楽しく過ごす 働かないという生き方』の著者が、格差社会を生き抜くための「お金と人生のつくり方」のポイントを解説します。
額に汗して働くのは
農耕民族的発想
世界の民族はたどってきた歴史から狩猟民族と農耕民族に大きく分かれます。
狩りによって食べ物を得ていた人々は獲物がたくさん獲れれば満腹になりますが、捕れない日々が続けば途端に飢えてしまいます。ですから、常に獲物を仕留める武器をつくって進化させ、獲物を求めて移動を繰り返してきました。
アングロサクソンやロシア、東欧諸国、アフリカなどに住む人たちのルーツは狩猟民族だったといわれています。これらの人々の特徴として、自分の考えをしっかりと発言し、何事も恐れず毅然とした行動を取る傾向が強いようです。
一方で、農耕民族は河川流域の平野に定住して、麦や稲を育て、それらを保存しながら集団や村をつくって生活してきました。河川の氾濫や台風被害さえなければ、毎年食べ物が確保できて、狩猟民族より生活は安定していたのではないでしょうか。
エジプトやメソポタミア、東南アジア、日本などがこれに該当するといわれています。意見を発言するときに、まわりの空気を読んだり、つい遠慮して思っていたことの半分もいえなかったり、人の目を気にして他人と違う行動をとることができなかったりします。
世の中には、働かなくても毎月お金が入ってくる人がけっこういます。今回のコロナで、普通に働くことのリスクに気づいた人は多いでしょう。実は、「働かないという生き方」は、目指せば難しいことはありません。これまでの常識を変えて、正しい「カネと人生のつくり方」を身につければ、誰にだってできるのです。