2020年代に暗号資産とブロックチェーンで台頭する「別宇宙の新人類」とは
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10年単位の変化を予想するには
変化の「種」を探すのが近道
2020年は年始から不穏な話が多い。コロナウイルス問題が世界を巻き込みつつあり、東京オリンピックは無事に開催できるのかなど、不安は尽きない。ただ、このように不安が多いときこそ、あえて長期の目線で未来を考えてみたい。
これからの10年を予想するのは難しく感じるが、過去を振り返ると、10年単位の変化の萌芽は、必ずその前に芽吹いている。
1990年代後半に普及し始めていたインターネットは、その後普及したブロードバンドによって高速常時接続が可能となり、2000年代にYouTubeやブログサービスなどを通じてオンラインコンテンツが大量に生み出されるようになった。
スマートフォンの場合、iPhoneの登場は2007年であるが、本格的な普及はiPhone4が登場した2010年以降である。スマートフォンにより、世界の1人1人がつながることが可能となり、FacebookやTwitterはもとより、Uber、AirBnBやメルカリといった個人間サービスが普及した。
自動車業界では、2008年のテスラ・ロードスターの登場から10年が過ぎて、電気自動車の普及は不可逆な流れになった。
次の10年の新潮流を予想するなら、過去数年に起きた出来事から、今後の大きな変化の「種」を探すことが近道のようだ。
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