郵便局員を「かんぽ乗り換え」の不正に走らせた2つの国策

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郵便局員を「かんぽ乗り換え」の"不正"に走らせた二つの国策Photo:Diamond

高齢者を食い物に
「郵政よ、お前もか!」

顔なじみのお客に損をさせると知りながら保険を売った郵便局員も犠牲者ではないか。

底なしの規模に広がるかんぽ生命の「不正販売」の源流を辿っていけば「郵政民営化の無理」に行き着く。

へき地・離島を含め全国津々浦々の郵便局が一律のサービスを行うという状況のもとで、「ノルマ達成」や「手数料稼ぎ」のために保険や投資信託などの金融商品を売らなければならない職員にモラル崩壊が起きていた。

アベノミクスによる「ゼロ金利政策」が事態を助長した。

客を踏み台にして自らが生き残ろうとする姿は「悪しき市場原理」の典型である。

不利益な保険の乗り換えで
ノルマ達成、手数料稼ぎ

発端は一昨年から、かんぽ生命が力を入れてきた「保険の乗り換え」だ。

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