指導者育成活動
〜薬物乱用防止教室の開催について〜
薬物乱用防止教室は、「第五次薬物乱用防止五か年戦略(平成30年8月3日薬物乱用対策推進会議決定)」の中で、学校保健計画において位置付けられ、すべての中学校及び高等学校において年1回は開催するとともに、地域の実情に応じて小学校においても開催に努めることとされています。
薬物乱用防止教室は、薬物乱用防止教育の一環として、保健、道徳、特別活動や総合的な学習の時間において実施するものです。
国は平成7〜8年における覚醒剤による検挙者数の急増を受けて、平成10年から「薬物乱用防止五か年戦略」を開始しました。それに伴い、教育の場では全ての中学校、高等学校において年に1回は薬物乱用防止教室の開催をお願いしており、その際には警察職員、麻薬取締官OB、学校薬剤師、民間ボランティア講師等、地域の専門的な人材を活用していただくようにして進めています。
地域の専門家を活用するのは、学校の先生以外の専門家による授業が子どもたちにとって非常に新鮮であることと、知識の習得により効果的だからです。
そのため薬物乱用防止教室の開催を上げるため文部科学省を中心に指導者育成に力を入れています。
薬物乱用防止教育に携わる皆様おかれましては、薬物乱用防止教室の開催を学校の年間計画に組み入れていただけるように、担当教諭や養護教諭あるいは保険医等と連携し、十分打合せ、調整をしたうえで実施してください。
【小中学校向け「薬物乱用防止教室」外部講師の派遣について】
ライオンズクラブ国際協会と麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは、主に小中学生対象の「薬物乱用防止教室」の講師を育成するとともに、専門講師を学校に派遣しております。
派遣講師は原則として両団体が主催し、関係行政4省庁(文部科学省・厚生労働省・警察庁・内閣府)が後援する講師育成講習会を受講し、その過程を修了して認定された全国のライオンズクラブ会員となります。
(呼称は「薬物乱用防止教育認定講師」)
事前打ち合わせにて学校側のご要望をお聞きし、授業の内容を詰めて参ります。最新の啓発映像(DVD)を併用した講義型、グループワーク型など人数や場所、時間に合わせたプログラムを組んでご提案いたします。
詳細は各地域の担当ライオンズクラブの責任者及び担当する認定講師と詰めていただくことになりますが、教室開催までの講師のご紹介と適切な啓発教材などについて財団にてサポートいたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター 企画部(担当:加藤 花田)