» 史跡のブログ記事
皆さん、こんにちは!
立春を迎え、少しずつ春の陽気を感じられる日が増えてきました。
下野薬師寺跡でも、少しずつ梅の花が咲き始めました。
毎年、この梅の花が満開になる時期に下野薬師寺跡では史跡まつりを開催しています。
新型コロナウィルスの影響により、昨年の史跡まつりは延期となりました。
今年こそは開催できれば・・・と思っていたのですが、まだまだ収束には程遠く・・・
しかし、今年は下野薬師寺跡が国の史跡に指定されて100年目を迎える記念すべき年のため、何かできることはないかみんなで話し合い、下野薬師寺歴史館でパネル展を開催することとなりました。
下野薬師寺跡は昭和41年から継続的に発掘調査を実施しており、これまでの発掘調査の成果などを皆さんにお知らせします!パネル展では、上の写真のような大正時代の茅葺屋根の六角堂を見ることができるかもしれません・・・
(写真:栃木縣『栃木縣史蹟名称天然記念物調査報告 第一輯』より)
期間:2月20日(土)から8月31日(火)まで
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日、第3火曜日、祝日の翌日(土・日・祝日は開館)、年末年始
入館料:無料
また、2月20日は、FMゆうがおにて特別番組を放送します。
長年、下野薬師寺跡の発掘調査に携わっている文化財課の学芸員が面白く、
そして分かりやすく下野薬師寺の歴史を語ります!皆さん、ぜひお聴きください!!
放送時間:午後1時〜3時
周波数:87.9MHz
下野薬師寺跡の梅の花はほぼ終わってしましいましたが、
安国寺のエドヒガンが見ごろとなりました。
エドヒガンはソメイヨシノの片親としても知られる種で、
彼岸頃に花をさかせることからその名がつきました。
長命で大木になることが多いそうで、安国寺のエドヒガンも
たいそう大きく、下野薬師寺歴史館の窓からも見ることができます。
歴史館では、下野薬師寺跡周辺の樹木マップを無料で配布していますので、
ぜひこの機会にご活用ください。
樹木マップに掲載されている樹木のうち、
前述のエドヒガンの他、ヤブツバキ、コブシなども綺麗な花を咲かせています。
尚、安国寺本堂をご見学の際は、一声お掛けくださいますようお願いいたします。
下野国分寺跡現地説明会を6月9日(土)に開催しました。
現地説明会といえば、発掘調査の説明会を想像しますが、今回は史跡整備の説明会です。下野国分寺跡の史跡整備工事をH18〜H25で実施中ですが、基壇整備等の主要工事が終了し、現地の見学が可能となったことから説明会の開催となりました。
当日は、あいにくの雨・・・でしたが、100名を超える方々にお越しいただきました。当初から雨天決行の予定でしたが、もしかしたら数名しかいないのでは、と心配しましたが杞憂となりました。
いずれにしても、みなさんとても熱心に説明を聞いていただき、改めて下野国分寺跡の整備事業に対する関心の高さを実感しました。
小金井一里塚のしだれ桜が満開を迎えています。写真は昨日(4/10)に撮影したものですが、これほどきれいなものとは知りませんでした・・・
本来一里塚には榎(えのき)や松が植えられていました。19世紀の『日光道中宿村大概帳』によると、小金井一里塚の西塚には杉、東塚には松が植えられていたとありますが、現在では西塚に榎としだれ桜が、東塚には榎と椚(くぬぎ)となっています。特にしだれ桜はまだまだ小さいため現代?に植えられたものと考えられます。
一里塚の桜は今日の雨で散ってしまったのか心配ですが、今週末までは見頃となりそうです。
文化財担当 H