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2012年9月 4日 (火)

火天の城

火天の城

9784163232102

山本 兼一【著】
文藝春秋,2007

読後感:☆☆☆

【信長の夢は、天下一の棟梁父子に託された。
天に聳える五重の天主を建てよ!巨大な安土城築城を命じられた岡部又右衛門と以俊は、無理難題を形にするため、前代未聞の大プロジェクトに挑む。
信長の野望と大工の意地、情熱、創意工夫―すべてのみこんで完成した未會有の建造物の真相に迫る松本清張賞受賞作。】

これは面白い! これはNHKで大河ドラマにするべき!

城造ってるだけで退屈と云ってる人もいるようだけど、チャンバラやってるだけが時代劇ではない。

城建造を任された棟梁と、それを超えようともがく倅。

これらを支える妻たちも、たんなる添え物のような描き方でなく、きっちり、ひとりの人間として書けていると思う。それが良い。

幸か不幸か、オレはこれの映画は、まだ観ていない。ただ、この棟梁は、西田敏行じゃないと思うぞ。

これは映画よりTV向きじゃないかと。一年かけて、じっくりdramaにしてもらいたいな。

で、このとおり、安土城を造っちゃうと。

やれたら凄いな。巨石を運ぶとこや、大木を川に流すとことか、普通のチャンバラ時代劇にはない観ごたえがあると思う。

Newtype 2012年9月 4日 (火) 01時31分 書籍・雑誌:☆☆☆ | 固定リンク

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